:2017/10/13  :2019/10/16

猫のワクチンは毎年必要か?欧米ではなぜ3年に1回なの?その理由とは?

猫を飼っている方は恐らく1年に1回はワクチンを接種していると思います。ワクチンを接種する事で感染症を予防する事が出来るので、愛猫の健康の為にもワクチン摂取は重要です。でも海外では、特に欧米では1年に1回ではなく3年に1回しかワクチンの接種を実施しないそうですがそれで大丈夫なのでしょうか?

日本では当たり前のよう毎年ワクチンを接種しているので3年毎だと効果があるのか心配になってきます。

そこで今日はワクチンの接種間隔について見ていきたいと思います。

欧米では何を根拠にワクチンの接種を3年に1回としているのでしょうか?この記事を読む事でその明確な理由が分かります。

スポンサーリンク

猫のワクチン!欧米ではなぜ3年に1回なの?

ペット先進国である欧米がワクチン接種を3年毎に行っているのに対して日本では毎年行うのが一般的です。日本では多くの動物病院で毎年ワクチンを接種する事を勧めています。

ワクチンを接種してから11ヶ月位が経過すると動物病院からワクチン接種時期が近付いている旨、ハガキが来ると思います。このように、日本では猫などの動物のワクチン接種は毎年行うのが一般的です。

一方で欧米では犬や猫のワクチンは3年に一度なのですが、果たしてワクチンの効果は3年間も継続するのでしょうか?

答えはイエスです。

2007年に世界小動物獣医師会(WSAVA)が犬と猫のワクチネーションガイドラインを発表しましたが、その中に猫のワクチネーションガイドというのがあります。

それによると、主に室内飼いの猫に対してのコアワクチンの接種は3年毎の再接種を推奨しています。

3年毎に接種する理由ですが、一つは効果が3年間持続する為です。ワクチンの効果については近年の研究で3年間効果が持続する事が証明されているそうです。効果が3年間持続するのであれば毎年接種する必要はないという事ですね!

もう一つの理由は副作用のリスクを避ける為です。過度のワクチン接種は体質によっては様々な悪影響をもたらす事が懸念されています。

因みにワクチンにはコアワクチンとノンコアワクチンがあります。

コアワクチンは全ての動物に接種すべきワクチンでノンコアワクチンは感染のリスクに応じて接種するワクチンの事です。尚、コアワクチンの接種は以下の間隔で実施します。

  1. 生後2ヶ月から4か月の間にワクチンを2~3回接種します。
  2. 上記の最後のワクチン接種の1年後にもう1回ワクチンを接種します。
  3. それ以降は3年毎にワクチンを接種します。

日本ではなぜ猫の予防接種を毎年実施するの?

このように欧米ではワクチンの接種は3年毎なのに、なぜ日本では毎年ワクチンを接種するのでしょうか?

恐らくこのガイドラインが出る前まではどこの動物病院でも毎年ワクチンを接種していたと思うのですが、このガイドラインが出てから一部の動物病院ではガイドラインに従って3年毎のワクチンの接種を行っています。

しかしながら、大部分の動物病院では慣例に従って毎年ワクチン接種を行っているのではないかと思われます。

動物病院の運用としてもワクチン接種のお知らせを3年毎に送るよりは毎年送った方が運用的にも煩雑ではありません。

それに変な話ではありますが、3年毎にワクチン接種するよりも毎年ワクチン接種した方が、動物病院としても利益が上がります。もしかしたらそのような理由もあるかもしれませんね。

日本でも猫のワクチン接種は3年に1回でいいの?

実は我が家ではこれまで2つの動物病院を使っていたのですが、ワクチン接種に関して動物病院A3年毎、動物病院Bは毎年実施しています。

それぞれの病院に理由を聞いたことがありますが、動物病院Aでは世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインに従っているとの回答でした。動物病院Bでは約1年でワクチンの効果が切れるからとの事でした。因みに現在は動物病院Aをかかりつけの病院に決めています。

ここ数年の動きとして日本でもワクチンの接種を3年毎に実施している動物病院が増えつつあるようです。

もしあなたが気になるようであれば、ワクチンの接種を3年毎に実施している動物病院を探して話を聞いてみてもいいかもしれませんね。その上で納得できたのであれば、新たなかかりつけの病院にしてもいいかと思います。

まとめ

猫のワクチンは毎年実施するのが当たり前だと思っていましたが、ペット先進国である欧米では3年毎の接種が当たり前となっています。

日本でも少しづつではありますが、3年毎の接種を実施している動物病院が増えているようですね。

これまで毎年ワクチンを接種してきたのであれば3年毎の接種でいいのか心配になるかもしれませんが、近年の研究ではワクチンの効果は3年間は持続する事が証明されています。

それにワクチンの副作用の懸念や短い間隔でのワクチン接種のリスクを考えたら3年毎のワクチン接種に考え直す価値はあると思います。

3年毎のワクチン接種はあなたの飼い猫の為にもなりますが、あなたのお財布の助けにもなります!この機会にワクチンの接種を3年毎に実施している動物病院を探してみてはいかがでしょうか?


スポンサーリンク