:2017/03/16  :2019/01/27

猫の舌がザラザラしてないと困る理由とは?なぜ舌をしまい忘れるの?

猫に舐められたことはありますか?猫を飼っている人なら一度は経験があることでしょう。犬と違い、猫はあまり人を舐めることがありません。個体差により、よく舐めてくれる子もいますが、普通はよほど馴れている人にしかしない行為です。エサやおやつを手からあげると、舌が当たることがありますが、猫の舌は犬と違って舐められても気持ちよくありません。

むしろ、舌がザラザラしており、猫によっては痛みを感じるほどです。あの舌で毛づくろいをしている猫は痛みを感じないのか、不思議になるほどです。

猫の舌がザラザラしているのは、きちんと理由があるんです。ここでは、猫の舌についてくわしくお話ししていきましょう。

ザラザラしているのはなぜ?うちの子どうして舌が出ているの?など疑問に思われていること、はっきりさせましょう。

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猫の舌がザラザラしているのはなぜ?その理由とは?

さて、猫の舌のザラザラ、あの正体は何なのでしょうか?あのザラザラの正体は、糸状乳頭(しじょうにゅうとう)という突起です。舌全体に300個ほどあり、すべてお腹の方へ向かっています。

この糸状乳頭、猫だけでなく私たち人間にもあるのです。でも私たちの舌はザラザラしていませんよね?猫の舌がザラザラなのは、2つの役割があるからなんです。

まず、食事をうまく食べるため。今でこそ、キャットフードがあり、食べやすくなっていますが、かつて野生だったころの猫のごはんは、生き物の肉でした。骨についた肉をきれいにはがして食べるために、舌のザラザラが必要だったのです。

もう1つの役割は、体中の毛をきれいに整えることです。猫はとてもきれい好きな動物ですので、自分自身で体中の毛づくろいをします。そのとき、役に立つのが舌のザラザラ。ザラザラが毛の間に入り、ブラシのような役目をしてくれるのです。

犬はお風呂に入れてあげないといけないのですが、猫にはお風呂は必要ありません。それは、舌のザラザラでしっかりとブラッシングできることと、猫の唾液に含まれる殺菌成分のおかげなんですね。

舌がザラザラしてない猫もいるの?

猫の舌っていつもザラザラしてるのでしょうか?だとすると、毛の薄いところの毛づくろいなど、痛そうですよね。

実際、油断しているときに舐められると、飛び上がりそうになることがあります。実は、猫の舌のザラザラはいつでもピンと立っているわけではありません。舌のザラザラは猫が舌に入れる力加減でピンと立てたり、柔らかく寝かせたりが可能なんです。

ですから、猫も毛づくろいする部分や、力のいらない食べものを食べているとき、子猫を舐めてやるときなど、ザラザラの立て方をちょうどよい強さに調節しているんですね。

また、猫の舌のザラザラ加減には個体差も大きく影響しています。人にも力が強い人弱い人ありますし、毛の多い人少ない人もいますよね。猫のザラザラも猫によってさまざまです。

我が家の猫たちもやはりそれぞれ舐められたときの舌の感触がかなり違います。猫にとって、相手を舐めることは愛情表現の一つです。ザラザラの強い猫に舐められると、痛みを感じてしまうこともあるでしょうが、痛くても怪我をするほどではないですので安心してください。

もし、猫に舐められてもザラザラしていない、そんなときは猫が加減してやさしく舐めてくれているのかもしれないですね。

猫は産まれた時から舌がザラザラしてるの?

どんな猫の舌にも、必ず糸状突起というザラザラがあることはわかりました。猫が健康に生きていくために絶対に必要なものですから、どんな猫にもあります。

でも、生まれた赤ちゃんのときから、あるのでしょうか?人間の赤ちゃんも生まれたときには歯がなく、少しずつ生えてきますよね。実は猫も同じなんです。生まれたての赤ちゃん猫の舌には糸状突起はありません。

生まれたての赤ちゃん猫は、お母さんのおっぱいしか飲みませんし、毛づくろいもお母さんがしてくれます。ですから、ザラザラがなくてもいいんですね。

では猫の舌はいつからザラザラし始めるのでしょうか?ザラザラが必要になると発達してきますので、子猫が食べものを食べるようになる離乳食のころからです。

猫の離乳食は生後1ヶ月ぐらいから、歯が生え始めたタイミングで始めます。舌のザラザラもそれぐらいからできてくるんですね。

もし、おうちで子猫が生まれた、生後まもない子猫をもらったり拾ったりされたときには、舌を確かめてみると、ザラザラしていない猫の舌が見ることができるかもしれないですね。

猫はなぜ舌をしまい忘れるの?

かわいい猫の写真を眺めていると時々見かけるのが、舌が出たままの猫がいますよね。なんだかまぬけに見えるあの顔ですが、どうして舌をしまい忘れているのでしょうか?猫が舌をしまっていないのにはいくつかの理由があるようですよ。

まず一番多いパターンが、リラックスしきっている、というものです。人もリラックスしすぎるとついつい口が開いて、ぽかーんとしていることがありますよね。猫も同じなんですね。

次にあげられるのが、毛づくろいの途中での休憩です。これは、毛づくろいを入念にする猫によくあるようです。一生懸命舌を出して全身の毛を整えていると、猫も舌や口周りが疲れるそうです。

猫の種類によっても、舌をしまい忘れやすい種類がいます。猫の中には顔が平べったいタイプの子たちがいます。

ヒマラヤン、ペルシャ、エキゾチックといった種類の猫たちがそうですが、顔が平べったいタイプの猫たちはほかの猫と比べてあごが小さいです。そのため、舌をきれいにしまいきらずに、ちょっと出てしまうのです。

かわいらしい理由がほとんどの猫の舌のしまい忘れ。実は注意しなければならないこともあります。それが病気の場合。心筋症の猫は舌をしまうことができず、苦しそうにしていたり、ぐったりしていたりします。舌が出ていてよだれがだらだらと出ているときにも、注意が必要です。急いで病院で診せるようにしましょう。

猫が舌をしまい忘れているのは、あまり心配のないことですが、ずっと舌が出たままになっていないか、ちょっと気にしてみてあげてくださいね。

猫が舌を出したまま寝る理由とは?なぜ舌をしまわないの?

猫の中には、寝ているときにも舌を出したままの子がいます。前項で猫の舌のしまい忘れについてお話ししましたが、寝ているときにも同じ理由で舌が出しっぱなしなんでしょうか?

目をつぶって寝転がり気持ちよさそうに寝ている猫の舌が出ているのは、リラックスしているからです。

周囲を警戒することもなく、体の力を抜いているので、自然と口元もゆるみ、かわいらしい舌がペロッと出てしまっているのです。特に、顔が平べったくあごが小さい、ヒマラヤン、ペルシャ、エキゾチックなどの種類の猫は、リラックスしたときに口元がゆるみやすく、舌が出たまま寝てしまいやすいそうです。

猫の舌は口のなかにしまってときには、前歯で出てこないようにおさえられています。しかし、あごが小さい猫は前歯が短く、力を抜いたときに舌をおさえきらないため、ちょっと舌が出てしまいます。

私たちからすれば、ちゃんとしまえばいいのにと思う舌ですが、猫からすると意図的に出しているわけでなく、自然と出ちゃうんでしょうね。

起きているときもそうですが、寝ているときも、熟睡ではなくぐったりしているときには要注意です。どこか具合が悪い可能性がありますので、なるべく早めに動物病院を受診すうようにしてください。

まとめ

猫の舌についていろんなお話をさせていただきました。猫の舌って私たちからは考えられない不思議なことがたくさんあります。

猫にとって舌は、ただ味を感じ取るだけのものではなく、ブラシになったりスプーンになったり、さまざまな役目を持つ道具だということがわかりました。

舌を使って私たちやほかの猫たちへの愛情表現もしてくれます。ちょっと舌が出しっぱなしになっているだけなら心配ないですが、様子によっては病気であることを私たちに伝えてもくれます。

猫の舌の様子一つで、体調や気持ちまで汲みとることもできるんですね。あのザラザラの舌で急に舐められるとびっくりすることもありますが、かわいい猫からの愛情表現、しっかり受け取ってあげてください。


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