:2017/07/10  :2019/01/27

猫は去勢・避妊手術後になぜ太る?食事で気を付けるべき点は?

猫は去勢や避妊手術をすると太りやすくなると言われています。実際に去勢や避妊手術の後にブクブク太った猫の数は計り知れないでしょう。では、なぜ猫は去勢や避妊手術すると太るのでしょうか?コロコロ太った猫はそれはそれで可愛いものです。でも可愛いなどと悠長な事を言ってる場合でもありません。

肥満は健康の大敵です。大事な家族の一員である愛猫が肥満で病気になったらかわいそうです。健康で長生きしてもらう為にも肥満にならないように気を付けなければなりません。また、既に肥満になった猫も肥満を解消すべきです。

そこで今日は去勢や避妊手術をした猫がなぜ太りやすくなるのか?フードの与え方で気を付けるべき点等、去勢や避妊手術をした猫の食事管理などについてお話ししたいと思います。

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去勢や避妊手術をするとなぜ太る?

去勢や避妊手術をしても必ず全ての猫が太るわけではありませんが、多くの猫が肥満傾向にあるのは事実です。ではなぜ猫が去勢や避妊手術をすると太るのでしょうか?これについては専門家でも幾つかの意見に分かれているようです。

一つはホルモンのバランスが崩れるという意見です。去勢や避妊手術をした事でホルモンのバランスが崩れて太りやすくなると言われています。ホルモンのバランスが崩れると基礎代謝が低下したり食欲が増進する事で肥満になると言われています。ただし、これについては否定的な意見も多いようです。

もう一つの理由は生きる為の2大要素である食欲と性欲のうち、去勢や避妊手術によって性欲が解消されたことで、食欲に対して今まで以上にフォーカスしてしまう為だと言われています。猫は去勢や避妊手術をすると生殖に対するエネルギー消費が減ります。

つまり、生殖器の機能を維持するのに必要だったエネルギーが余ってしまうのです。それによってこれまでと同じ食事の場合にはカロリーオーバーとなり太ってしまうと言われています。

いずれにしても専門家でも意見が分かれていますが、一つ言える事は肥満になったら生活習慣を整えて肥満を防ぐしかないと言う事です。もし体重が気になりだしたら食事と運動をうまく組み合わせて体重管理をする必要があります。

体重管理がうまく行かず、肥満になってしまったら心臓への負担や呼吸器への負担等、様々な病気が心配となります。そうならない為にも飼い主さんがきちんと体重管理をする必要があります。

去勢・避妊手術後の食事で気を付けるべき点は?

肥満を解消するには食事量を減らしてカロリーを消費する事です。カロリーの消費とは、ずばり運動の事です。とは言っても運動管理が難しい猫に運動をさせるのはかなり厳しいと思います。

何しろいつも寝てばかりなので飼い主さんが遊んであげないと、なかなか動かないと思います。犬であれば毎日の散歩が運動になりますが、猫は犬のように散歩と言う訳にもいきません。そうなると食事管理が中心となります。

猫のフードにはカロリーを抑えた物もあります。減量用のフードは通常のフードよりも100gあたりのカロリーを低めにしてあります。通常の猫のフードは100gあたりのカロリーが大凡380kcalとなっています。これはフードによっても違いますが、あくまで一般的な数値です。

それに対して減量用のフードはそれよりもカロリーや脂質が抑えられています。また、穀物や食物繊維なども多めに配合されています。ただし、猫は肉食動物なので穀物の割合が高いフードは良くないとされています。

そうなるとグレインフリー(穀物不使用)のフードを与えつつ、その分量を調節する食事管理が望ましいと言う事になります。

去勢・避妊猫用のフードの特徴は?

去勢や避妊手術をした猫のフードは低カロリー低脂質となっており、若干穀物や食物繊維が多くなっています。カロリーが低ければ食事の量を減らさずに済みます。

カロリーオフのフードは通常のフードよりも23割程度は低カロリーとなっているので同じ量のフードを食べても摂取カロリーは抑えられます。しかし、減量用のフードには穀物が多く含まれているので、猫によっては消化不良を起こして軟便や便秘になったりする事も懸念されます。

多くのフードには穀物が使用されていますが、減量用のフードにはより多くの穀物が使用されていますので心配です。

もともと猫は肉食なのでタンパク質がメインの食事をした方がいいという専門家もいれば、多少の穀物が必要と言う専門家もいます。

猫に穀物は必要か?グレインフリーにデメリットはあるの?

これについては意見が分かれるところですが、穀物不使用のグレイインフリーのフードを与える場合は量を減らす事で調節します。また、全猫種・全年齢用のフードを与える時も同じようにフードの量を調節します。

調節のポイントですが、フードのパッケージに体重当たりの給与量の目安が記載されていると思いますが、その目安よりも12割程度フードの量を減らしつつ、猫の体重の増減を見ながら調節していきます。

去勢・避妊手術をした猫には減量用のフードがおすすめなの?

減量用のフードには穀物が多く含まれている傾向にあります。猫は肉食とは言え多少の穀物は必要との専門家の意見もありますので、必ずしも否定はできませんが、減量用のフードには通常のフードよりも多くの穀物が含まれていますので、消化不良を起こす懸念もあります。

もし減量用のフードを与えるのであれば、猫のおなかの調子も気にしてあげる必要があります。

減量用ではなく通常のフードを与える場合は12割程度フードの量を減らす必要があります。単純に量を減らしたら猫も空腹な思いをすると思いますので、ここは一工夫して小分けにして回数を多く与えるようにすれば猫の空腹もある程度は防げると思います。

一人暮らしや共働きなどでフードを小分けにできない場合には自動給餌器を使えば決まった時間に決まった分量のフードを与えることができます。

太った猫の食事管理を成功させるたった一つの方法とは?

穀物不使用のグレインフリーのフードを与える時や、全猫種・全年齢用のフードを与える時も同様で12割程度フードの量を減らしつつ、猫の体重の増減を見ながら調節していきます。

猫のフードは穀物不使用のグレインフリーが人気です。その理由は猫は完全な肉食動物なので、本来であれば自ら穀物を探し求めて摂取する事がない為、より自然な状態に近いグレインフリーのフードが人気なのです。

グレインフリーのフードには穀物が配合されていませんので、穀物の消化が苦手な猫の胃腸にも優しいフードと言う事になります。

よって肥満猫には減量用のフードではなく、猫に必要なたんぱく質が豊富なグレインフリーのフードを本来の給与量よりも12割程度減らして与えてみてもいいかもしれませんね。

まとめ

去勢や避妊手術をした猫は肥満になりやすのですが、肥満になると病気が心配となります。若いうちはいいかもしれませんが、加齢とともに病気のリスクが増していきます。

愛猫の肥満は飼い主さんの食事管理に掛かっていますので、猫にとって最適なフード選びと食事管理をしてあげる事で愛猫が健康で長生きできるようになります。

肥満になった猫は簡単には体重が落ちないかもしれませんが、焦らずゆっくりと無理のないペースで食事管理を実践していきましょう!


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