:2017/07/09  :2019/06/15

猫がエサを何度も吐くのは病気のせい?問題ある吐き方を見分けるには?

猫を飼い始めて驚くのは、思った以上に吐く、ということです。私たち人間が普段生活してい嘔吐するというと、風邪などの体調不良や、お酒の飲み過ぎ・二日酔い、車酔いなど、もしくは重大な疾患など、体に何かの不調があるときです。ですから、吐くということは大変なことのように感じますよね。しかし、猫によっては毎日のように吐く、ということもあるぐらい、簡単に吐きます。

しかも思ったより元気そうだったりするので、心配した方がいいのか、放っておいてもいいのか、判断にも迷うところです。今回は、猫が吐くということについてお話ししたいと思います。

こんなふうに吐いた場合は安心、こんな様子は心配、病院に行った方が良い、など猫の気になる「吐く」行為についてご紹介します。ぜひ今後の参考にしてみてくださいね。

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猫が餌を大量に吐いた!大丈夫なの?

何匹かの猫を飼っていくとわかることですが、猫は案外よく吐きます。猫を飼っている人なら、必ず体験するのではないでしょうか。我が家でも数匹いるうちの1匹がよく吐く猫で、少しエサをがっつくとすぐに食べた分ほとんどを吐いてしまいます。

もうパターン化してしまっているので、音がするほどがっついているときには、吐くだろうな、とこちらが用意して待っているほどです。1週間に数回は必ず吐く猫ですが、今のところ、本人も吐いたあとはすっきりしているので、病院に駆け込むといったことにはなっていません。

猫がエサを大量に吐いた後も、猫がぐったりしている、様子がおかしい、ということがなければ、基本的に心配はありません。肝心なのは、吐いたものや吐いたあとの様子。しっかり様子を見て、大丈夫なのかを判断しましょう。

なぜ餌を吐くの?

猫がよく吐くのは、人間と比べて嘔吐反射が弱いことが理由として挙げられます。喉の奥に何かあたったときにえづいた、という経験は誰にでもあるでしょうが、これが嘔吐反射です。これが弱い猫は、食事の間に休憩や水分補給を必要とせず、あの明らかに水分を奪われそうなドライフードをがつがつと食べ続けることができます。

空腹に任せてその場にある大量のドライフードをがっついた結果、急にたくさん入ってきたエサに胃がびっくりして吐いてしまうのです。私も吐く様子を見ていて、一生懸命食べたのにもったいないな、と感じるぐらいに全部吐いてしまうので、ちょっとかわいそうですね。

がっついていなくても、毛玉がたまっているときにも吐くことがあります。私自身が見てきた猫では毛づくろい熱心な猫ほど毛玉を吐く印象があります。

たまっていた毛玉が食事を食べたことで刺激されて出てくるのでしょうね。猫にとって、毛玉を吐くことは生理現象のようなもの。大量にエサを吐いても、そのなかに毛玉が混ざっていれば、私の場合逆に安心材料になります。

猫によっては、エサが合わなくて吐くことがあります。ドライフードやウェットフード、おやつなどでもあり得ますが、添加物や配合されている食品との相性が悪く吐く場合もあります。

何が原因かわかればすぐに取り除けますが、ドライフードなどはいろんなものが混ざっており、すぐに原因かはわかりにくいです。吐いてしまった種類のエサをあげるときには、気をつけて様子を見るようにしましょう。

吐いても問題ないのはどんな場合?

ここまでで猫が吐いたとしても、それほど心配がないことがわかっていただけたのではないでしょうか?ここで、吐いても問題がなさそうな場合についてまとめてみましょう。

まず、大量に吐いても苦しそうではない、そのあと食欲があって元気な場合。もちろん、一気に吐き出すのは気持ち悪いでしょうから、猫も吐いた直後は少し神妙な顔をしていたり、じっとしていたりします。

その際、ぐったりとしていない、様子がおかしいといったことがなければ心配ありません。猫の中には、「食べた分吐いちゃったから、もう1回ごはんちょうだい!」とおねだりする子もいるぐらいです。吐いたあとの食欲もよく見ておきましょう。

次に、吐いたものに毛玉や猫草などの植物が混ざっている場合。この場合は、たいてい胃の中にたまっていた毛玉、ヘアボールが食事のタイミングと重なって出てきた、と考えられます。

もしくは、猫草を食べてあえて吐き出したという場合です。ヘアボールだけを吐くこともありますが、我が家の猫たちも、毛玉を吐くときは食事後わりとすぐ、ということが多いです。

多頭飼いで誰が吐くかわからない状況。食後はいつも気が抜けません。毛玉がたまってくると自らはりきって猫草を食べて吐く賢い猫もいます。

我が家にいるちょっとおバカな子は、猫草を見るといつもはりきってがっついてしまい、草だけを吐いてしまいます。

最後に、吐いたものの色が、白や黄色の場合。吐いたものの色は、よく見ておくようにしましょう。白や黄色の場合には、胃液であったり胆汁が原因ですので、心配ありません。

特に胆汁はお腹がすきすぎて出てきているだけなので、毎回の量を減らして回数を増やすなどで嘔吐を予防できます。

こんな吐き方は注意!

先ほどご紹介した吐き方は問題ないですが、注意しなければならない吐き方ももちろんあります。今度は気をつけなければならない吐き方についてご紹介していきます。

まず、毎食ごとに吐く場合。いくら猫が吐きやすいからといって、毎食毎食吐くのは異常です。数日たっても食事のたびに吐くようなことがあるなら、胃などの消化器官に異常がある場合も。なるべく早くかかりつけ医を受診するようにしましょう。

食事ごとではなく、1日に何度も吐く場合も要注意です。吐いているだけでなく、無理に吐こうとしているときも要注意。何かを誤飲しており、それを吐きだそうとしている可能性があります。

吐いているものをよく注意して見、吐けていればいいですが、どこかに引っかかって出きっていない場合には、最悪開腹手術の必要性もあります。日に何度も嘔吐すると、脱水症状も心配になりますので、早めに受診するようにしましょう。

次に吐いたものの色が白や黄色ではない場合。吐いたものが赤や茶色の場合には、内臓からの出血が考えられます。すぐに病院に行きましょう。

ピンクの場合にも要注意。胃にストレスがかかっていたり、寄生虫の心配があります。こちらも必ず病院に行って診てもらって下さい。

最後に、嘔吐以外にも心配な症状がある場合。吐いたあとにぐったりしている、元気がない、熱がある、下痢をしている、など嘔吐以外にも体の調子が悪そうなときにも、すぐに病院に連れて行きましょう。

命に関わる病気のこともありますので、甘く見ず、様子がおかしいときには、獣医さんに診せるのが一番です。

苦しそうに吐いている場合は?

吐けなくてしんどそうにしているときには、誤飲・誤食の可能性があります。吐くのを止めたりせず、様子をみて獣医さんに連れて行きましょう。

吐き続けると脱水症状が怖いですので、水を積極的に飲ませるようにしましょうね。そして、その直前まで遊んでいたものに欠損がないか、誤飲・誤食のくせはないか、などよく考えてみましょう。また、日頃から猫が口に入れそうなものを身近におかない、ということも大切ですね。

我が家の猫には、買い物袋などのビニールを舐めるのが好き、という子がいます。力も強い子なので、思いっきり舐めた結果、ビニールが破れて誤飲したことがあり、家中で吐いて大変でした。幸いなことに、本人が自力で吐きだしましたが、それ以降、ビニールは徹底して隠し、どこからか見つけてきて舐めているときも、慌てて止めるようにしています。

いつもは元気な子が、しんどそうにあちらこちらで吐いている姿は心が痛みます。ぜひおうちの中の環境、見直してみてくださいね。

吐いて元気がない場合は?

食後などにたくさん吐いたあと、少しの間はさすがに猫もしんどいのか、ちょっと大人しくなりますし、元気がないように見えます。しかし、そういった元気のなさは長くは続きませんし、食べたものがなくなってお腹が空きますので、またごはんを食べたがります。吐いた後、しばらくしても元気が出ない、食欲がない場合には、ただの嘔吐ではない可能性があります。

季節の変わり目や環境の変化によるストレスなどからの体調不良、内臓疾患、胃などの消化器官の異常、オス猫ならば尿毒症など考えられるものはたくさんです。そうなると、私たち素人が病気を特定することはできませんし、勝手な判断は危険です。吐いたあとに様子がおかしい、いつまでも元気がない場合には、必ずかかりつけ医に診せるようにしましょう。

かかりつけ医が休診日、すでに閉まったあと、という場合にも、最近は救急で見てくれる獣医さんも増えてきています。日頃からかかりつけ医とかかりつけ医に行けないときの救急病院とを決めておくようにしましょう。

まとめ

猫が吐く、ということについてお話ししてきました。基本的に、猫はよく吐く動物です。食後にたっぷり吐いたからと言って、それほど焦る必要はありません。

私自身も猫と一緒に暮らし始めた当初は吐く様子に何度も驚きましたが、今ではすっかり慣れ、「また吐いたのか」ぐらいの感覚になってしまっています。しかし、吐いたものや吐いたあとの様子などにはしっかり気を配り、異常がないかを見るようにしています。

猫は自分から異常を伝えることはできません。嘔吐や排泄物、しんどそうな様子などからサインを送ってくるだけです。私たち飼い主はそのサインをうまくキャッチしてあげなければなりませんね。


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