:2017/04/25  :2018/02/17

猫にまたたび!正しい与え方や効果について!与えすぎると危険なの?

猫のおもちゃを見ていると、よく「またたび入り!」とかまたたび関連のおもちゃがあります。またたびの匂いがするものや、またたびが入ったおもちゃ、猫はとてもよく遊んでくれるんですよね。ただ、またたびの効果は、猫によって個体差あるようです。知っている猫でも、とてもよく遊ぶ子とそうでもない子と…。

またたびに酔って、くにゃくにゃしている猫はとてもかわいいものですが、果たして猫にとっては良いものなのでしょうか?

今回は、猫がまたたびを好きな理由から、正しい与え方、またたびを猫に与えることで危険性はないのか、など猫とまたたびの関係について詳しく見ていきましょう。

おうちの猫ちゃんがまたたび好きだからと、むやみやたらにやっていたらダメかもしれません。しっかりまたたびについて勉強しましょうね。

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猫はなぜまたたびが好きなのか?

そもそもまたたびって何か、ご存じですか?またたびとは、またたび科またたび属の落葉蔓性の木で、夏梅という別名を持ちます。

このまたたびが持つ臭い成分である中性のまたたびラクトンおよび塩基性のアクチニジンから出る臭気が、猫にとって大好物で、気分を高揚させ、興奮状態にします。

ただ、猫なら誰でもまたたびに興奮するのか、と言えば、そういうわけでもありません。またたびへの反応は猫の個体差が大きく、またたびダンスと呼ばれるようにくねくねと転がる猫もいれば、よだれを垂らす猫、ハイテンションになって走り回る猫がいるかと思えば、ほとんど反応がなく、またたびの匂いを嗅いでも、ほとんどいつも通りという猫もいます。

また、またたびに含まれる「ネペタラクトーン」という物質が、猫の性フェロモンに近しいため、猫を性的に興奮させるのだとも言われています。

またたびによる興奮は、ただ元気になったり、ハイテンションになるのではなく、性的興奮を覚えている状態ということです。ですから、まだ親になる準備ができていない月齢の低い子猫や、おなかに赤ちゃんがいる妊娠中の猫は、あまりまたたびには反応しません。

正しい与え方は?

では、またたびはどんな風に与えるのが良いのでしょうか?注意しなければならないのは、またたびは猫の体にとって良いものではない、ということです。

猫にとってのまたたびと同じように、私たち人間には、ほろ酔いになる飲料としてお酒、すなわちアルコールがあります。

毎日少しの飲酒は体に良いと言われることもあるぐらい、お酒は飲む量を間違えなければ私たちの体に良い影響を及ぼしてくれます。

しかし、猫にとってのまたたびは、アルコールとは違い、体に良い影響はありません。そのことをしっかり頭に入れておかなければならないんですね。

またたびはその形状により、効果の度合いが変わってきます。一番弱いのが、粉末。続いて、液体、実、枝と来て、一番強いのが葉っぱの状態です。

初めてまたたびを与える猫には、粉末をほんの少しから試してみましょう。おもちゃに少しつける程度なら大丈夫ですが、いきなりエサに混ぜるなどは絶対にやめましょう。

そして、あまり長時間またたびの匂いをかがせないようにします。猫が気持ちよさそうにしていると、飼い主としてももうちょっとくらいなら、と思ってしまいがちですが、やりすぎには絶対に注意しましょうね。

何歳から与えていいの?

単純に考えて、猫にとってのまたたびは、私たち人にとってのお酒と同じように考えてください。お酒は大人になってから、ですよね。ですから、猫も同じように体が出来上がり、成猫になったくらいからと考えましょう。

猫が大人になるのは、だいたい1歳前後です。生殖機能が発達して、子どもを作ることができるようになるのは、生後半年ほどからですので、それぐらいから大人と考えることもできます。

しかし、またたびは中枢神経にはたらきかけるものですので、あまり幼い猫に与えるのはオススメできません。生後1年を目安としましょう。

一日に与えていい量は?与えすぎるとどうなる?

またたびには中毒性がなく、依存性もないため、安全とは言われています。ただし、それは使い方や使用量を守っているときに言えることです。

またたびは、中枢神経を麻痺させて興奮状態にさせるものですので、決して猫の体に影響がない、とは言い切れません。実際に、国内でもまたたびによる猫の死亡例があるのです。

またたびの効果を強く受けすぎて興奮状態が続き、呼吸困難になるケースや、単純にまたたびの実を飲みこんでしまい、体の中で詰まってしまうケースなどもあるのです。

猫を喜ばせようと思って与えたまたたびで、猫の命を奪ってしまうなんて考えたくないですよね。そのためにも、正しい知識が大切なんです。

猫にとって安全なまたたびの量は、11gまでです。枝のままのものでしたら、遊ばせてやってしばらくしたら取り上げて、猫から離すようにしましょう。

また、毎日またたびを与えるのはあまり良くありません。つめとぎやおもちゃなどに振り掛けるような粉末タイプは量も少なく、効果もそれほど強くないので、粉末をかけっぱなしにしていても良いですが、実や枝、葉のように効果が強いものは、長時間猫のそばにおかず、手の届かないところできちんと管理するようにして、週に23回遊ばせる程度にしてくださいね。

効果の持続時間は?

またたびの効果は510分、しばらくはくねくねしたり、興奮している猫もまたたびから離れれば30分ほどで普段と変わらない状態になります。この効果が持続している時間は、猫から目を離さないようにしましょう。

ちょっと想像してみてください。人間でもお酒をたくさん飲んだ酔っぱらいの人は、ふらふらしていますし、素面の人間には想像もつかないような行動を起こすことがありますよね。

猫がまたたびの効果を受けている間も同じような状態です。よって、普段は上手に降りられる棚の上から落ちたり、思わぬところで体をぶつけたり、と怪我の心配があるのです。またたびを使用するときには、しっかりとそばにいて、猫の様子が見られるときにしてください。

そして、またたびの効果がなくなり、猫が普段と同じような状態になるまでは、きちんと見守ってあげてくださいね。

またたびにはストレス解消の効果があるのか?

猫にまたたびを使う効果はさまざまあります。ストレス解消もその1つです。私たち人間もそうですが、ストレスを発散するには、自分自身を取り繕わず、ありのままの姿で自由にするという方法があります。

お酒を飲むときもそうですよね。猫も同じで、またたびの効果によって、普段はすましている猫ちゃんも好きなように酔っぱらってストレス発散になるのです。枝や実のものですと、興奮しつつそれを転がして走り回って、と運動不足解消にもなります。

我が家では数か月に1度程度しかまたたびは使いませんが、くねくねとまたたびダンスをしながらこちらに甘える猫、枝をくわえて走り回る猫と思い思いに過ごし、効果が切れたあとには、すっきりとしていますよ。

またたびにはストレス発散効果以外にも、爪とぎに粉末を振りかけておいて爪とぎの場所を教えたり、多頭飼いや神経質な猫がいる場合には、またたびの匂いをかぐだけで、張り詰めていた気持ちが緩み、緊張緩和になります。

またたびの持つ効果をしっかり理解し、おうちの猫ちゃんにとってどんな場面で使うと効果的なのかをしっかり探っておきましょう。

まとめ

またたびと猫の関係について、いろいろなお話しをさせていただきました。飼い主である私たちがしてあげられることは、正しい用法・容量を守って使ってあげること。そして、猫がどれほどうれしそうに、気持ちよさそうにしていても、リミットが来たら心を鬼にして取り上げるなどけじめをつけてあげることです。

使い方によって、ストレス発散の道具にも毒にもなりうるまたたび。またたびに酔っている間の猫は、泥酔状態の人間と同じで、判断も怪しくなりますので、しっかりと様子を見守りつつ、いつもと違う猫の姿を楽しんでくださいね。


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