:2017/06/17  :2019/01/05

猫がゴロゴロ喉を鳴らす3つの理由と意味は?ゴロゴロで病気も治るの?その驚くべき効果とは?

気まぐれで自己中、犬と比べてあまり感情を表に出さないなんて言われる猫。本当にそうでしょうか?いっしょに暮したことがある方ならご存知だと思いますが、実はとっても感情豊かでいろんな方法でゴキゲンを伝えてくれます。その代表的なものの一つに『喉を鳴らす=ゴロゴロ』があります。

このゴロゴロ、不思議に思ったことはありませんか?大音量だったり、長い時間ずっと鳴らしていたり……。

猫にとってのゴロゴロの意味や気持ち、仕組みについてご紹介します。

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猫はどんな時に喉をゴロゴロ鳴らすの?

「猫が喉をゴロゴロ鳴らしているときは、ゴキゲンな時」というのは、あなたも聞いたことがありますよね。ゴキゲンな時はもちろんですが、猫は次の3つの理由から喉を鳴らすと言われています。

1、安心感・満足感のしあわせゴロゴロ
猫のゴロゴロの代表的な理由です。リラックスしている愛猫を撫でたら、ゴロゴロゴロゴロ……。気持ちよさそうに目を細めて喉を鳴らしてくれます。人間語訳してみるなら「あーしあわせー」といったところでしょうか。

そんな姿を見ていると、こっちまでしあわせな気持ちになるから不思議ですよね。これは子猫時代の名残だと言われています。母猫から母乳をもらって嬉しくておいしくて満足で……。

「ワタシ元気に飲んでるよ!」「ボク、ここにいるよ!」と安心して甘えている気持ちと、満足していることを母猫に伝えるために喉を鳴らすんです。

寝落ちしながら喉を鳴らしている子猫が多いのも赤ちゃん時代の名残かもしれませんね。

あなたがいてくれて満足、撫でてもらって嬉しいという気持ちを伝えてくれている甘えたさんのゴロゴロには、優しい声で答えてあげましょう。

2、期待と要求、ワクワクのゴロゴロ
愛猫を撫でる前に目が合っただけでゴロゴロ喉を鳴らしていたり、「にゃおぉん」と甘えた声を出しながらの二刀流ゴロゴロを聞いたことありませんか?こんなとき猫はあふれ出る期待と、にじみ出る要求を隠し切れないときです。

「ごはんくれるの!?」「遊んでくれるの!?」特に昼間お留守番していて、あなたが帰宅したときなど足元にスリスリしながら喉を鳴らしに来ませんか?そんな時は満足しているというよりもむしろ「待ってたよー。ねぇ、なにするなにする?」と、これからきっと起こるはずの楽しいことへの期待の表れです。

なにを差し置いても遊んであげたくなる、かわいいゴロゴロですね。一方であなたに要求があるときもゴロゴロと喉を鳴らします。聞き分け方はいつもより大声(!?)であることです。

例えば「ごはんがないよ」「トイレ汚いよ」「いつになったら遊んでくれるの?」など。普段は鳴くことで気持ちを表す猫ですが、その上を行くのがゴロゴロだと言われています。

ですから、愛猫がそわそわしながら喉をゴロゴロと鳴らして落ち着かないとき、あなたに言いたいことが何かあると考えてお部屋を見まわしてみてください。きっと愛猫があなたに伝えたい何かが見つかるはずです。

3、具合が悪いです、自分を励ますゴロゴロ
上のふたつと違い、なんだか穏やかではありませんよね。ですがこれも猫のゴロゴロの真実です。なんだか調子が悪そうな猫が丸くなって、ひたすらゴロゴロと喉を鳴らしていることがありますが、これは「具合が悪い自分を自分で安心させている」といわれています。

また乗りなれない車や電車に乗ったときや、動物病院の診察台の上など緊張している時にも自分をリラックスさせようと喉を鳴らすようです。

母猫が子猫を「大丈夫よ」「ここは安全だからね」と喉を鳴らしながら舐めるのも安心させるためだと言われています。

とても不思議な現象ですが、そのなぞはいまだに解明されていません。

猫のゴロゴロ、その仕組みは?

では猫のゴロゴロ音はどこから出ているのでしょうか。実は多くの獣医師や専門家が研究を続けていますが、はっきりとした仕組みは未だに分かっていません。

最初は「ゴロゴロ発生器」のような、猫特有の器官があるのでは?と言われていましたが、解剖学的な視点からもそのようなものは見つからないそうです。

諸説ありますが、一番有力な説は【筋肉振動+空気通過説】です。

●筋肉振動+空気通過説とは
一番有力な説が、この筋肉振動説です。咽頭(人間の喉仏あたり)の筋肉を急速に収縮させて、声帯を振動させることによって音を出していると考えられていました。

ですが病気などの治療のために、咽頭を切開した猫でも喉を鳴らすという症例もあるので否定せざるを得ませんでした。

現在は筋肉を振動させている時に、声帯を空気が通過して生まれる音だという説が有力となっています。

ゴロゴロの効果とは?病気が治るってホント?

「猫は具合が悪いとき、ゴロゴロと喉を鳴らして自分で自分を安心させる」という話を先ほど少しご紹介しましたが、それだけではないすごい効果をご存知ですか?

それは【怪我や骨折を治す力がある】ということです。アメリカの研究所が発表した研究結果によると、猫のゴロゴロの周波数は2744ヘルツで、この周波数はなんと

・骨の組織の形成を促す
・骨を強くする

という効果のある周波数と同じなんですよ!

これは人間でもスポーツ選手などが骨折をより早く治すために、超音波骨折治療法として有名なのでスポーツ好きな方なら聞いたことがあるかもしれませんね。

ですから猫は怪我をしたり体調が悪いとき、本能的に喉をゴロゴロと鳴らすことで自己治癒力を高めているのではないかと言われています。

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また、猫がゴロゴロと喉を鳴らしているとき、『脳内麻薬』ともよばれる鎮痛作用や多幸感を高める脳内伝達物質、エンドルフィンが分泌されていることもわかっています。

エンドルフィンが分泌されてゴロゴロ鳴らすのか、はたまたゴロゴロ鳴らしたことでエンドルフィンが分泌されるのか、どちらが先か解明されていませんが、苦痛を軽減させたいという反応であることは確かです。

猫はストレスを感じても喉をゴロゴロ鳴らすの?

自分で自分を励ます、落ち着かせるという視点から見ると、ストレスを感じている時に喉を鳴らすというのも納得できますよね。

例えば……

・動物病院での診察
・なれないケージやキャリーに押し込まれているとき
・普段顔を合わせない家族に抱っこされているとき

最後の項目、実は我が家の現象です。ぎゅうぎゅうに抱っこされ、撫でまわされながら喉をゴロゴロゴロゴロ……。

本人は「そーかそーか!会えなくて寂しかったかー!!かわいいなぁー」なんて言いながらご満悦ですが、愛猫はまるで死んだ魚の目。

なぜ苦痛だと感じていると私が判断したのかというと、しっぽの動きです。ダンッ、ダンッ、ダンッ、鞭を打つように音がするほど大きく振っているのです。

本当にうれしそうにニコニコと愛猫とスキンシップを楽しんでいる(つもり)の家族に「ねぇ、すっごい嫌がられてるよ!?」とは言えず、「ごめん〇〇(愛猫の名前)!人助けだと思って!!あとでおやつあげるから!!!」と心の中でそっと謝っています。

このとききっと愛猫は「落ち着け自分、落ち着け落ち着け」と、喉を鳴らしているんでしょうね。それでもおとなしく抱かれている愛猫がますます愛おしく感じる瞬間です。

まとめ

猫といえばゴロゴロ、ゴロゴロといえば猫といえるくらい、猫(正確にはネコ科の動物)にだけ与えられた感情表現。とても奥が深くてついつい、愛猫のゴロゴロを観察してみたくなりますよね。

穏やかな音で目を閉じていたり、フミフミとセットの時は幸福のゴロゴロ。普段より大きな音なら、期待に満ちて興奮しているか何か不満を伝えたいゴロゴロ。

静かな場所でじっと動かずに、うずくまっているときのゴロゴロはけがや病気の可能性が高いのでかかりつけの獣医師さんに相談するのがベストでしょう。

そして、我が家のような距離感が開いている家族と接しているときのゴロゴロ(私は心の中で接待ゴロゴロと呼んでいます)。

言葉が話せない猫だからこそ、わたしたち人間がゴロゴロの意味も理解し、気持ちを汲み取ることでお互い快適な日常が送れるんだと、改めて実感しました。あなたの愛猫のゴロゴロが幸せなものでありますように!


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