:2017/06/25  :2019/01/28

猫が何もしてないのに噛む理由とは?甘噛みと本気で噛む時の違いは?

猫と触れ合っているときに、噛まれた経験はありませんか?私は飼っている歴代の猫たち全員に噛まれた経験があります。幸い血が出るほどのガブリとした噛みにはあったことがありませんが、猫は軽く噛んだつもりでも、私たち人間にとっては結構痛いものです。できたらやめてほしいこの噛み癖、猫によってはしっかり癖になっていてなかなか抜けない子もいます。

猫が私たちを噛むのには何か理由があるのでしょうか?また、噛まれたときの噛み方が甘噛みなのか本気なのかの極め方、噛み癖を直すためのしつけや、実際に噛まれたときの対処法になどについてお話ししたいと思います。

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猫が飼い主を突然噛む理由!なぜ急に噛む?

猫から受ける攻撃というと、「噛む」ということよりも「引っかく」の方がイメージにありますよね。しかし、猫は狩猟によって食料を得る動物ですので、元々よく噛む動物です。猫に噛まれる、という体験は決して珍しいことではないのです。

では、なぜ猫は噛むのでしょうか?考えられる理由は大きく2つです。まず1つめは、「触られるのが嫌になったから」ということです。猫がそばでくつろいでいるから撫でてやっていたら、急にガブリとされたときには、これが理由かもしれません。

実はこの場合、猫自身はもう触られたくないよ、とサインを出していたりするのですが、気持ちよさそうにしているな、と撫でている飼い主の方がサインを見逃してしまい、猫の方が嫌になって「やめてよ!」と言わんばかりに噛んでしまうのです。

撫でているときに、猫が体をもぞもぞと動かしたり、こちらの手を退けるようなしぐさをしたりし始めると、そろそろ撫でるのをやめてほしい合図かもしれません。

我が家の猫の場合には、しっぽをパタパタとし始めるので、それを合図に触るのをやめています。猫によってサインは違いますので、ぜひおうちの猫ちゃんなりのサインを見つけてください。

2つめは、「興奮しすぎたから」ということです。猫じゃらしなどのおもちゃで遊んでいるときに、急にカプリとやられてしまったら、これが理由でしょう。おもちゃでなくても手を使ってこちょこちょと遊んだりしているときに噛むというのは、特に子猫時代にはよくあることです。遊びが楽しくて興奮状態になった結果、思わず噛んでしまうのです。

しつけで噛み癖を直すことはできるの?

猫が噛む理由の1つめにあげた「触られるのが嫌になったから」という理由の場合には、猫をしつけるというよりは、飼い主や人の方で猫のサインに対応してあげる必要があります。しかし、2つめにあげた「興奮しすぎたから」という理由で噛む場合には、しつけによってきちんと噛み癖を直してあげなければなりません。

というのも、家で飼われている猫は、体こそ成長するものの、精神状態は子猫のままで育ってしまいます。本人は子どものときの感覚で甘噛みしても、大人の猫の噛む力はなかなかに強いものですから、飼い主さん家族が怪我をしてしまうことがあります。興奮しても噛まないように子猫のうちからしつけておくことが大切なのです。

では、実際にどうやってしつけていけばいいのでしょうか。いくつかポイントがありますが、まず噛まれたときにはひるんではいけません。噛まれたときに、サッと手をひっこめてしまうと、猫の本能からさらに追いかけてきてしまいます。

噛まれたときには、噛まれた部位をさらに口の奥に入れるぐらいの気持ちで前に出します。こちらがひるまない、とわかるとむやみやたらに噛むことは減ります。

指や手などを口の奥に入れられれば猫はちょっと苦しさを感じます。苦しい=良くないこと、ということが覚えられ、噛むことが減ってきますよ。ほかにも、「痛い!」と猫の目を見て大声を出す、のも有効な手段です。

猫も大声にびっくりするので、噛む力が弱まって、噛んでいる口から手などを離すこともできます。このとき、猫の目を見て大声を出す、というのが大事なポイントになります。

噛み癖が付いた理由は?

猫の噛み癖はどうして付いてしまうのでしょうか。猫は噛む動物ですが、猫すべてがよく噛むわけではありません。猫によってよく噛む子とそうでない子もいます。ただ、噛み癖が付きやすい状況というものはあります。

子猫の間にしっかりとしつけを受けていない、多頭飼いではない、というものです。多頭飼いしている猫の場合には、ほかの猫とのじゃれあいの中で、「噛まれれば痛い」「どのくらいの力で噛むと痛い」といったことを覚えていきます。

しかし、子猫のときから、人の中で猫一匹という生活を送っていると、そういった「噛み方」について教えてくれる猫がいません。ですから、子猫や大人の猫を飼い、その猫が噛むときには、飼い主である家族がしっかりとしつけてあげなければなりません。

子猫だからと甘く見ず、噛むたびにしっかりとしつけしておけば大人になってからも噛むことはそれほど多くありません。私自身も1歳半の成猫を引き取ったことがあり、やはり噛み癖があったのですが、しつけのところでお話しした内容などを試した結果、ほんの数週間で噛み癖はすっかりなくなりました。

今でも思い出したように噛むことはありますが、そのたびにきちんと対処しているおかげか、噛み癖というほど噛むことはありません。飼い主の態度が大事なのだろうな、と感じています。

甘噛みする時と本気で噛むときの違いは?

猫が甘噛みしているときには、まだ甘えや遊びの感覚が強いということです。甘噛みの間がしつけのチャンスです。遊んでいるときの甘噛みも続けているうちに興奮してきて本気噛みになってしまうときもあります。

そうすると、かるい歯型では済みません。猫の噛む力は私たちが思っている以上に強く、人間の指ぐらいは噛みちぎれると言われています。猫が本気になる前に止めるようにしましょう。

何かが嫌で噛むときにも、最初は弱い力で噛みます。この拒否のサインに気づかないでいると、本気で嫌がって強い力で噛むことがあります。この場合には、飼い主さんが嫌がっているというサインに気づくことが大切です。

警戒心の強い野良猫でもない限り、猫がいきなり本気で噛んでくることはありません。興奮している、嫌がっているなどの猫の気持ちに気づき、対処してあげることで本気噛みを防ぎましょう。

本気で噛まれてけがをした時の対処は?

猫に噛まれたときには、出血することもあります。ただし、猫に噛まれたときには、この出血に対処すればいいだけではありません。猫に噛まれた傷口から感染症にかかる可能性があるからです。

猫に噛まれたことによりかかる感染症は、大きく2つ。パスツレラ症、猫ひっかき病です。どちらも重症化するととても重篤な症状になるものですので、油断はできません。そのため、猫に噛まれたときには、きちんと応急処置を行いましょう。ちなみにこの応急処置は、猫の爪で引っかかれたときにも有効ですので、ぜひ覚えてくださいね。

まず、患部を流水できれいに流します。このとき、患部の中に入りこんだ細菌を流してしまいたいので、絞り出すようにして洗ってください。洗い終わったら、清潔なガーゼなどで水を拭き、消毒します。家にある消毒液でも十分です。

消毒したら、傷用の軟膏など傷薬といわれるものを塗っておきます。そして、なるべく病院へかかるようにしましょう。このとき、選ぶ診療科は、外科系です。外科、皮膚科、整形外科などへ行き、傷への適切な処置を受けるようにしましょう。

本気で噛まれた時は怒るべき?

猫に噛まれても決して怒ってはいけません。猫に対して噛んだことを怒っても、「噛んだこと=悪いこと」という記憶よりも「怒られて怖い」という記憶しか残らず、ただ飼い主さんへの恐怖心と不信感が残るだけです。

噛み癖へのしつけとして大声で痛いという、というものがありましたが、これも冷静に猫の目を見て行わなければなりません。本気で噛まれたときも同じ方法をとりましょう。

それでも噛む力がゆるまない、まだ噛もうとしているときには、猫の気をそらせるようなことをしましょう。おもちゃなどで気をそらせて、噛まれた部分を保護しましょう。

もし、猫が本気で噛んだとして、後まで叱ってはいけません。後から怒られても猫にとっては過去のこと。よくわからないことで怒られた、という記憶しか残りません。

注意するときは即座に、そして叩いたり水を使ったりはせず、一瞬だけしか叱らない、ということを気をつけてくださいね。

まとめ

猫が突然噛んだとき、というテーマについてお話ししました。かわいがっている猫ちゃんに噛まれたらとてもショックですが、猫は嫌いだから噛むわけではありません。それは時により猫からの愛情表現だったりもするのです。

しかし、愛情表現だからといって、噛むという行為を見逃してはいけません。噛まれたことで飼い主さんが怪我をしたりしたら、猫も家族も辛いですし、それからの暮らしで信頼関係を築くことも難しくなってしまいます。お互いに快適に暮らすためにも、早い段階で噛み癖をなくせるよう、しっかりしつけを行ってくださいね。


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