:2017/04/04  :2019/06/15

猫に有害な物いろいろ!食べ物や飲み物以外に観葉植物や匂いなど!

愛猫の健康を考えて、こだわりのフードを買い求めたり、喜んでくれるおやつを探してみたり。自分のこと以上に猫が喜ぶためならなんでもしたい!と、寝ても覚めても猫ラブなのはわたしだけじゃないはずです。そんな時見落としがちなのが「猫NGな食べ物・飲み物」そして「香り(におい)」です。

わたしたちにとっておいしいものが猫には危険になることや、お互いにリラックス効果があると思っていたものが実は猛毒だったり……。万が一、愛猫に何かがあった場合『知らなかった』では後悔してもしきれません。

今回は猫のために覚えておきたい知識がぎっしり詰まっていますので迷ったときは何度でも読み返してくださいね。

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猫に有害な物は意外に多いの?

有害なもの、と聞くと、毒劇物のようなものを想像するかもしれませんが、実はそればかりではありません。わたしたちには当たり前に食べているもの、手に触れているもの、身に着けているものが猫にとっては有害になることもあるんです。

大きく分けて

食品
薬品
金属
植物

4つです。

どれも身近にあるものばかりですよね。つまり、わたしたちが思っている以上に、日々の生活は猫にとって有害なものが多いということになります。

猫に与えてはいけない食べ物とは?

食事は人間も猫も楽しみな時間の一つ!疲れて帰ってきたあなたにスリスリ、あなたが夕ご飯を食べるときは愛猫も隣にしっかりスタンバイ、なんて方も多いのでは?

こんな時「愛猫にもちょっと一口……」

ほほえましい光景ですが注意したい食べ物もたくさんあるんですよ。

チョコレート・ココア
猫はチョコレートやココアに含まれているテオブロミンという成分を分解することができません。このため嘔吐や下痢を発症し、ときに命を落とすことも。

キシリトール
ガムに含まれる成分として有名ですが猫ではガム1枚でも低血糖を引き起こす原因になります。人間用の歯磨き粉によく配合されているので、愛猫が触れない場所での管理が必要です。

玉ねぎ・にら・長ねぎ
犬や猫と暮らしたことがある方なら聞いたことがあるかもしれませんが、ねぎ類に含まれる成分は、血液中の赤血球を壊してしまうものが含まれているため溶血性貧血を起こす原因になります。

成分が染み出ている「鍋などの残り汁」「ねぎ入りの味噌汁」「らっきょう」も危険です。しょうが、あさつき、ニンニクにも気を付けてくださいね。

エビ・カニ・タコ・イカ・貝類
猫はこれらの消化があまり得意ではありませんので与えないほうが無難です。また、高級食材として有名なアワビの内臓を大量に摂取すると(←我が家ではありえませんが…)日光に浴びて発症する皮膚炎を起こすことに。最悪の場合、耳が落ちてしまった症例もあるので留意してくださいね。

ハム・ソーセージ・ちくわなどの練り物
人間用に作られている練り物は、塩分が高すぎるため腎臓や泌尿器系の病気につながります。実はその味やにおいから、練り物が好きな猫ちゃんは多いもの。

猫にとっては濃い味なので食いつきもよく、その食べっぷりからついついあげたくなるかもしれませんが、愛猫のためにはやめたほうがいい食材です。

人間用のスイーツ
言わずと知れた糖分、脂肪の多い人間が食べるスイーツ。肥満の原因になるだけではなく虫歯になる猫ちゃんもいます。

猫の歯医者さんは数も少なく、歯周病から心臓疾患を引き起こすことも証明されています。愛猫の健康を思うなら与えるべきではありません。

猫に与えてはいけない飲み物とは?

食べ物と同じく、飲み物もやはり有害になるものがあります。

コーヒー

カフェインが脳の中枢神経や心臓に強い刺激を与えてしまうのでNGです。同じくカフェイン入りの紅茶も避けましょう。

アルコール

人間と違い、猫の肝臓はアルコールを分解することができません。少量でも内臓障害を起こし、猫が苦しむことになるので反応が面白いなどと遊び心でも絶対与えてはいけません。

牛乳

牛乳には「乳糖」という成分が含まれているのですが、この成分を分解できない猫が多くいます。乳糖を分解できる猫は少量であれば牛乳を飲ませても大丈夫なのですが、乳糖が分解できない猫が牛乳を飲むと、お腹をこわして下痢を引き起こす事になります。仔猫や栄養をつけさせたい成猫には猫用の牛乳を飲ませることが大切です。

猫に人間用の牛乳を与え続けた場合の腎臓への影響は?正しい牛乳の飲ませ方とは?

ミネラルウォーター(硬水)

これは意外かもしれませんが、硬水のミネラルウォーターも猫には与えない方がいい飲み物になります。硬水にはマグネシウムやカルシウムが多く含まれていて、長期間飲み続けると尿路結石や腎臓疾患の原因になります。

一番いいのは水道水ですが、においが気になる、飲ませるのが不安などの場合は、一度沸騰させて冷ました水を与えるか、どうしてもミネラルウォーターでなくてはならない場合は、ペット用にミネラル分を除去したものも出ているのでそちらを利用すれば安心です。

猫に与えてはいけない薬品・金属とは?

猫に薬を与える場合は、当然「動物病院で処方されたものだけ」というのはもちろんですが、あなたがうっかり落としたままの薬をなめてしまったり、誤飲したときは危険なものが多くあります。

あなたや家族に、日ごろから飲んでいる薬がある場合などは特に注意が必要です。

解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン系、イブプロフェン系)
アセトアミノフェン系の解熱鎮痛剤は、少量なめただけでも嘔吐やけいれんなど中毒症状が現れます。大量に摂取した場合は死亡例もありますので注意が必要です。

また、イブプロフェン系も同様に死亡例があり、アメリカ食品医薬品局が緊急の警告を出す事態になっています。

ニコチン(たばこ)
人間の乳幼児の誤飲もたびたび話題になりますが、猫にももちろん有害です。猫ならたばこ1本、溶液なら少量でも中毒を引き起こすので喫煙者、または喫煙者がいる場合は管理を徹底してください。

殺虫剤、殺鼠剤、除草剤全般
虫や害獣を殺す目的で作られているこれらは、人間にも猫にも当然有害です。公園などにまかれた除草剤に気づかず、その上を歩いた猫が肉球や毛づくろいで体内に吸収されてしまったり、除草剤付きの草を食べてしまって中毒になることも多くあるので外に出る習慣のある猫の場合には、常に健康観察をしておかしければ獣医師さんに相談しましょう。

鉛、水銀、銅、鉄
人間でも猫でも、金属質の過剰摂取は中毒症状が起こります。ガレージやごみ置き場などに錆びたままのものがありませんか?

その上を歩いたり寝転んだりしていると、毛づくろいをしたときに金属成分を体内に吸収してしまう恐れがありますので注意が必要です。

猫に有害な植物とは?

猫に有害と言われている植物の数、いくつぐらいあると思いますか?その数なんと700種!ここでは私たちの普段の生活で身近にあるものの中から、特に危険なものを集めています。愛猫が過ごす場所にこれらの植物がある場合は、要注意です。

【人間が食べているもので猫に危険な植物】

・アーモンド(種)
・アスパラガス
・アプリコット(種)
・あんず(種)
・イチジク(汁)
・イチョウ(銀杏)
・梅(種)
・サクランボ(種、傷んだ葉)
・玉ねぎ
・トウモロコシ
・びわ(種)
・モモ(種)
・リンゴ(種、葉)

【身近にある猫に危険な植物】

・アジサイ
・アロエ
・オシロイバナ
・キキョウ
・菊
・サクラソウ
・サボテン
・スイトピー
・スズラン
・シクラメン
・マリーゴールド

キンポウゲ科

オダマキ、クリスマスローズ、クレマチスなど

ケシ科

ケシ、ポピー、ヤマブキソウなど

サトイモ科

カラー、モンステラなど

ツツジ科

サツキ、ツツジ、シャクナゲなど

ナス科

ジャガイモ、たばこ、トマト、ナス、ホトトギスなど

ヒガンバナ科

アリストロメリア、アマリリス、スイセン、ヒガンバナなど

ユリ科

オモト、タチアオイ、ヒヤシンス、ユリ、チューリップなど

つる性植物

アイビー、ポトス、朝顔、フジなど

こうして調べてみると、本当に身近にあるものばかりで驚きますよね。ですが「近寄るのもダメ!」というわけではありません。

肝心なのは

1. 猫が口にしないように管理する

・野菜や果物は冷蔵庫や保管箱を用意して保存する。
・食べ終わった種を、猫がいたずらできないようゴミ箱の置き場所を工夫する。
あなたの目が届かない場所に植物を置かない。
・猫が普段お留守番する部屋やケージの近くに危険植物を置かない。
 
(いざというときに対応できない)
・歯が生えかわる時期の子猫期や、なんでも口にして確かめるタイプの子の場合、
 
思い切って譲ることや処分も検討する。

絶対食べちゃダメ!超危険!!死に至る植物

危険と言われている植物の中でも、特に猛毒でたったひと口が致死量になる危険なものが存在します。これだけは絶対猫から遠ざけてください。

ユリ(ユリ科)

猫と暮らすなら絶対に避けておかなければならない植物の一つがユリです。尿細管の変性を起こし、脱水症状・腎機能障害から全身まひなどを引き起こします。

中毒症状からの回復は極めて難しく、そのほとんどが死亡します。回復した場合も重度の慢性腎不全や膵炎に移行し、猫もつらい日々が続きます。

体についた花粉をなめただけ、葉をたった一口だけかじった猫の死亡例があるほどすべての部分に毒が含まれています。

ユリが入っていた花瓶の水を飲んで中毒症状が出た例もあるので、家に持ち込まない、庭に植えないことが重要です。

アジサイ

嘔吐、呼吸困難、けいれんなど引き起こします。食べた形跡があればすぐに動物病院へ連れて行ってください。特につぼみは、そこに含まれる成分が消化器内で『青酸』に変化するため大変危険です。

スイセン

人間でもニラと間違えて誤食し、中毒症状が出たり死に至る事例が紹介されたこともあるのでご存知の方も多いかもしれません。

食べた直後に嘔吐や下痢、腹痛や血圧低下、心不全などが起こります。球根は特に毒性が強いので、少量でも危険です。

気をつけて!あなたの『リラックス』は猫には苦痛!?

アロマオイルを利用した加湿器や、アロマ成分入りの柔軟剤など「香り」の癒しは今大人気ですよね。また、猫を飼っているための生活臭を消す目的で使っている方も多いかもしれません。

ですがエッセンシャルオイル(精油)やアロマオイル、わたしたちにはリラックス効果がありますが猫には有害に作用することをご存知でしたか?

オイルが直接触れた場合は急性中毒に、また空気中に揮発したものを呼吸することで長期間吸い続けた場合は慢性中毒症状を引き起こします。

「あれ?でも犬のアロママッサージの特集見たことあるけど…」

と思ったあなた、鋭いです。実は人間や犬は、エッセンシャルオイルを体内で分解できますが、猫にはこの分解機能がないんです。

ペット用のシャンプーやウエットティッシュに含まれていることもありますが、猫のためを思うなら、念のために使用を控える、代替品に交換することをおすすめします。

まとめ

調べてみると本当に身近なものばかりで少し怖い気もしますが、まとめると

【 人間用の食べ物を与えない 】
【 飲み物は基本的に水道水だけ 】
【 噛んで確かめるタイプの猫の場合は、危険植物の撤去も検討する 】

ということです。

あなたの好きなものが含まれていた場合、選択が難しいかもしれませんが、あなたも愛猫も安心して過ごすためにどうすればいいか。見直すきっかけにしてみてくださいね。


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