:2017/05/22  :2019/10/23

10歳以上の猫のフードを考える!キャットフードをふやかすのは何歳から?

昔の猫は10年生きればかなりの長生きとされていました。近年、猫の平均寿命もかなり延びてきており、家で飼われている猫ならば、10歳を超える猫は少なくありません。それでも10歳といえば、猫も年をとっています。10歳を超えても、もっと長生きしてもらうには、食べものや生活などしっかりと気をつけてあげなければならないことがたくさんあります。

ここでは、10歳を過ぎた猫の食事についてお話ししようと思います。どういったものを食べさせればいいのか、摂取カロリーや食事の量はどのぐらいがいいのか、シニアフードが合わないときはどうすればいいのか、あるいは何歳位からキャットフードをふやかした方がいいのか等、シニア猫の食事管理についてお話ししたいと思います。

我が家にも15歳の猫がいますが食事面などについても経験上のお話が出来ると思いますので、これから10歳を超す猫を飼うあなたも参考にしてくださいね。

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猫の10歳は人間だと何歳?

猫は10歳を超えると、「おじいちゃん猫、おばあちゃん猫」という扱いになりますが、実際人間の年齢に例えると何歳ぐらいになるのでしょうか。

猫は1歳で、人間でいうところの成人、20歳を迎えるとされています。その後は、1歳ごとに人間でいうと4歳ずつ年をとっていくという計算になります。

余談ですが、(猫の年齢-1)×4+20という計算式が便利なので、ぜひ飼っている猫の年齢を人間に例えたいときに使ってみてくださいね。

さて、この計算式で考えると、10歳の猫は、人間に例えると56歳。56歳といえば、人間では定年前でまだまだ現役という印象もあるでしょうが、体は少しずつ老化を始め、体力が低下しはじめたり、風邪などの病気にもかかりやすくなってくる時期でもあります。

人も健康管理に気をつけ始める時期ですが、それは猫も同じだと考えてください。

10歳の猫の特徴としては、よく眠るようになるということがあげられます。猫は元々よく眠る動物ですが、若い間は10時間近く起きて活動します。それが、10歳あたりを境に、眠る時間が長くなります。

気がつくと、一日のほとんどを眠って過ごしているぐらいです。また、毛の様子にも変化が現れます。毛のツヤが少なくなり、年老いた印象になる猫もいます。全体に白髪が出るようになり、毛の色が変わったなと感じることもあるでしょう。動きがゆっくりになる猫もいます。

10歳の猫!食事に気を付けるべき点は?

猫のフードは年齢別で販売されています。高齢猫用では、7歳~10歳用、11歳~14歳用、15歳以上用などと細かくその段階に必要な栄養素やカロリーを計算されて作られています。

どうして年齢別にフードを変えていく必要があるのかというと、先ほどお話しした10歳の猫の様子が深く関わってきます。

一日の活動量が減ってくる10歳ぐらいの猫には、成猫ほどカロリーが必要ではありません。動き回るためのエネルギーよりも、毛をきれいに保つためのオメガ3系・オメガ6系脂肪酸といった栄養素の方が必要になります。

ほかにも、少しずつ機能が弱まってきている腎臓や心臓などの負担を減らすために、適切な量のタンパク質やビタミンの摂取が必要になります。さらに、ナトリウムやリンの摂り過ぎにも注意しなくてはなりません。

ただ、私たちが猫の年齢に合わせたそれらの栄養素を計算して毎日食事を与えるのは、とても難しいですよね。市販されているフードは、これらが計算されているので、適切な量を守ってあげれば十分老猫の栄養管理ができるようになっているんです。

また、猫も10歳近くなると歯が弱くなってきます。今までのように固いドライフードを噛むことが難しくなったり、大きい粒を飲みこむのが難しくなることもあります。シニア猫用のフードを見るとわかりますが、食べやすいように粒を小さくしてあったりします。

食べにくいフードだと食べるのを嫌がってしまったりして、栄養不足になりかねませんので、そういった面からも年齢に合わせたフードは大切なんですね。

人でもそうですが、猫も年をとってくると、喉の渇きに鈍感になりがちです。若い猫でも大事なことですが、常に新鮮な水が飲める環境を作っておくことも大切です。

また、自主的に水を飲んでいないな、おしっこの量が少ないな、と感じるようならば、ドライフードだけでなくウェットフードを食べさせる、ドライフードに少し水分を入れてふやかして与えるという方法もあります。

猫の食事量や摂取カロリーは抑えるべき?

10歳に近い壮年期の猫は、若いときとは違い、一日に活動する時間が少なくなります。1歳~6歳までの成猫用のフードは、一日の半分近くを動く猫のために作られていますので、カロリーも豊富です。

ご自分で想像してみてください。動く量は以前の半分、でも食べる量や摂取カロリーは一緒、さてどうなるでしょうか?もちろん太りますよね。猫も同じで、壮年期に入った猫に、若い猫と同じようにカロリー豊富なフードを与えると太ってしまいます。

猫にとって肥満は人間以上に健康を脅かすものです。きちんとフードを年齢に合わせたものに切り替えましょう。

また、食事量はフードのパッケージに記載されている分量を与えれば問題ありません。基本的には体重ごとに食事量が記載されていますのでそれに合わせます。

カロリーの摂りすぎも問題ですが、逆に摂らなさすぎるのも問題です。年をとると、喉の渇き以外にも食欲も鈍感になる猫もいます。

食べる量が極端に減ってきていているけど、体調が悪いわけでもなさそうだという場合には、ちょっと猫用の鰹節やスープなどの好むにおいのあるものを混ぜるなどして、ちょっと食欲がわきやすいように手を加えてみてください。

それでもあまりにも食べないときには、体調不良も疑われますので、お医者さんに相談してみましょう。

猫のフードの切り替え方法は?

さて、シニア猫にはフードの切り替えが必須というお話しはしましたが、10歳になったからといって直ちにフードを切り替えればよいわけではありません。

猫は環境の変化に、とても敏感な動物です。食べものについても言えることで、切り替えには気を使わなければなりません。いきなりすべて切り替えると、吐いてしまったり、胃腸などの消化器官に大きな負担がかかることもあります。

新しいフードをあげるときには、今まで食べていたフードに半分程度混ぜるようにします。このとき、量をいつもよりやや少ないぐらいに調節しましょう。新しいフードのにおいに惹かれて、ガツガツと食べてしまう猫もいます。

急に食べ過ぎるとあとで吐いてしまったりお腹を下したりしがちですので、やや少なめで様子を見て、落ち着いて食べているのかをちゃんと見てあげてください。

逆に全然食べない、避けて食べているという場合にも、同じぐらいの配合で食べさせ続けてください。ここで食べないからと元のフードだけにしてしまうと、切り替え失敗です。

食べなくてお腹が減ってくれば、猫は食べてくれるようになります。絶対食べないという頑固な猫はごく稀ですので、同じぐらいの配合で様子を見ましょう。

猫がしっかりと食べてくれるようになれば、以前のフードがなくなったところですべてシニアフードにしてしまいましょう。

シニア用のフードを食べなかったら?

フードの切り替え方法をご紹介しましたが、猫によってはシニアフードをとても嫌がることがあります。また、若い猫との多頭飼いの場合には、こっそり若い猫用のフードを食べて、自分のシニアフードを食べない、なんてこともあります。

きちんと食べる場所をわけられれば一番ですが、家の中で自由に飼っている場合にはそれもなかなか難しいですよね。

一般的に、シニアフードは1歳~6歳の猫用のフードと違ってにおいが弱くなるため、今までのフードを食べたがることがあるようです。

慣れるまで元のフードと混ぜながら与えるのもいいですが、いつまでも切り替えがうまくいかないというときには、シニアフードに少しにおいづけをしてあげると良いです。

お気に入りのウェットフードと混ぜる、猫用の鰹節やスープと混ぜる、最近では猫用ふりかけなんかも販売されています。

猫によってお好みのにおいも違うようなので、シニアになる前から猫の好みをしっかりチェックしておくのも大切かもしれませんね。

高齢猫のドライフード(カリカリ)はふやかした方がいいの?

猫も高齢になると歯の力が衰えてきますので固めのドライフードだと食べにくい場合もあります。そんな時にはドライフードをふやかして与えるという方法があります。

ドライフードをふやかすのは何も子猫ばかりではありません。シニア猫でも高齢になってきたらふやかした方が食べやすい場合もあるのです。

とは言っても10歳になったら直ちにドライフードをふやかさないといけないわけではありません。特に歯などに問題がない場合にはシニア用のドライフードを与えていれば問題ありません。

健康なシニア猫は15歳を過ぎても元気いっぱいドライフードを食べますが、食べる量が減って来たり食べずらいようであればキャットフードをふやかして与える事も考えなければいけません。

キャットフードをふやかすのは何歳からがベストなのかはその猫の健康状態にもよるので一概には言えませんが、特に口内や歯などに問題が無ければ15歳位まではキャットフードをふやかさなくても大丈夫だと思います。

15歳を過ぎた頃から注意するようにして下さい。注意の仕方ですが、高齢になって歯の力が衰えてくると、それまで食べていたドライフードをあまり食べなくなります。

その様な時に愛猫の食が細くなったことに気付かないでいると摂るべき栄養を摂取できなくなるので食事の量が減ってきたと感じたらキャットフードをふやかしてみましょう。

キャットフードのふやかし方ですが、基本的にはぬるま湯につけてふやかしますが、つける時間によって固さが変わりますので、最初は多少固さを残す感じでぬるま湯につけて様子を見ながらあなたの愛猫の好みの固さを見つけてみて下さい。

目安ですが、温度は手を入れても熱くない程度のぬるま湯に5分から10分程度つけます。それで様子を見ながら硬さを調節するのですが、子猫と違って高齢猫の場合には多少は硬めにふやかした方がいいでしょう。

あまり柔らかすぎるとアゴが弱くなってしまうので多少は硬めにふやかすことをおすすめします。

その際に注意しないといけない事があります。キャットフードをふやかすと食べた後に食べかすが歯茎に付着しやすくなります。

それをそのまま放置すると歯肉炎や歯槽膿漏の原因となりますので、食後には歯磨きをサポートする等のケアを忘れずにしましょう。

因みに我が家の15歳の猫ですが、特に歯や口内に問題があるわけでもなく、至って健康なのでドライフードを元気いっぱい食べています。

もし食が細くなったと感じた場合にはドライフードをふやかす事を検討しますが、今の食べっぷりを見る限りはまだまだいけそうな気がします。

因みに食が細くなったかどうかは体重を計れば分かります。週1回程度体重を計って減少傾向にある場合には食が細くなったと判断できます。

そのような場合にはお試しでドライフードをふやかしてみるつもりです。

まとめ

さて、10歳以上の猫ちゃんのフードについてお話ししてきました。大切な家族の一員である愛猫にいつまでも長く健康でいてもらうためには、いろいろなお世話が大切ですね。

特に食事は重要なポイントがたくさんあります。でも、難しく考えることはありません。人間も猫も同じ。食べ過ぎないこと、年齢に合わせて栄養バランスを考えること、私たちの食事でも言えることばかりです。

最近では、猫の年齢に合わせたフードも豊富になってきて、いろんな種類も選べるようになっています。猫ちゃんの口に合ったフードをぜひ探してあげてくださいね。

また、必要に応じてドライフードをふやかすなど、愛猫の為にひと手間もふた手間もかけて愛情いっぱいケアしてあげて下さいね!


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