:2018/06/17  :2019/06/15

猫に人間用の牛乳を与え続けた場合の腎臓への影響は?正しい牛乳の飲ませ方とは?

牛乳にはビタミンやタンパク質などの様々な栄養素が含まれていて、私たち人間にとっては健康の為にも良い飲み物とされています。それでは牛乳は猫の健康にも良いのでしょうか?同じ哺乳類なので牛乳は健康に良さそうですが、実際には猫に牛乳は良くないという声も聞かれます。

実際、牛乳を飲んで下痢になった猫の話を聞いたこともあります。また、人によっては牛乳は猫には良くないという人もいます。

その一方で猫を飼っていて牛乳を飲ませている人の話も聞きますし、牛乳を飲ませても特に問題ないという声も聞かれます。こうなるとどちらが正しいか分からなくなります。

そこで今回は猫と牛乳についてお話ししたいと思います。

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猫は牛乳を飲めるの?

結論から言うと牛乳を飲める猫と飲めない猫がいます。牛乳には『乳糖』という成分が含まれているのですが、この成分を分解できる猫とできない猫がいます。

乳糖を分解できる猫は牛乳を飲んでも下痢にはなりませんが、乳糖を分解できない猫はお腹をこわして下痢になるのです。

ですので、『猫に牛乳を与えても大丈夫か?』の答えはイエスでもありノーでもあるのです。『猫による』というのが答えとなります。

因みに人間でも牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして下痢をする人もいます。このような症状を『乳糖不耐』というのですが、とくに病気と言う訳ではありません。

ただし、猫の場合には人間と違ってあまり水分を取らないので牛乳を飲んでお腹をこわして下痢になると最悪の場合、脱水症状を起こすので望ましくありません。

ですので、牛乳を与えてお腹をこわすようであれば牛乳を与えないようにすべきです。尚、牛乳が飲めるかどうか判断するには少量を舐めさせて様子を見るしかありません。

猫に牛乳を飲ませ続けたら健康になるの?

それでは牛乳が飲める猫の場合はどうなのでしょうか?牛乳が飲める場合には与えても大丈夫なのですが、やはり頻繁に与えるのはよくありません。その理由として牛乳には脂肪が多い為です。

脂肪が多いと肥満の原因になりますので、例え乳糖不耐でなくても牛乳を頻繁に与えるのはよくありません。

また、猫のフードは総合栄養食を与えていると思いますが、総合栄養食は基本的には猫に必要な栄養素が含まれているので総合栄養食と水さえあれば栄養のバランスが保てるようになっています。

その状況で牛乳を継続的に与えたら栄養を過剰摂取する事になります。栄養分を過剰に摂取するとやがては肥満になる事も懸念されますので、牛乳を毎日のように飲ませるのは望ましい事ではありません。

猫に牛乳!腎臓への影響は?

牛乳を継続的に与えた場合には肥満になる事が懸念ですが、もっと気を付けないといけない事があります。それは栄養の過剰摂取による健康被害です。

猫はシニアになると腎臓の病気にかかりやすい為、リンなどのミネラルはあまり過剰に摂取すべきではありません。しかし、牛乳にはリンなどのミネラルが豊富に含まれていますので、牛乳を毎日のように飲ませていたら腎臓の病気になる事が懸念されます。

確かに牛乳は栄養価の高い飲み物なのですが、猫に必要な栄養素は総合栄養食と水を与える事で十分なのです。ですので毎日の習慣として猫に牛乳を与える必要はありません。

猫に牛乳!時々与えるのはOK

それでは毎日ではなく時々であれば猫に牛乳を与えても大丈夫なのでしょうか?もちろん乳糖不耐でなければ大丈夫ですが、与え方に注意があります。

まず最初に温度ですが、人間のように冷やした状態で与えるとお腹をこわす可能性があるので常温で与えます。

次にですが、あまりたくさん与えるのも望ましくないので少量にします。具体的には小さじ1杯(5cc)程度にしておきましょう。

また、与える頻度ですが15cc程度であれば毎日与えても問題ないと思いますが、数日に1回程度にしておいた方が無難だと思います。

尚、体への負担を考えた場合シニア猫に牛乳を与えるのは控えた方が無難です。例え乳糖不耐ではないとしても牛乳に含まれるミネラル類の過剰摂取が原因で腎臓疾患や心臓への負担が懸念されます。

まとめ

牛乳は栄養価が高い為、猫の健康にも良さそうですが、実際には牛乳を飲んだら下痢になる猫も結構います。

また、猫は総合栄養食と水があれば基本的な栄養素は摂取できるので特に牛乳を与えなければならない理由はありません。

もし与えるのであれば、毎日ではなく時々のおやつ程度に考えた方がいいでしょう。ただし、牛乳に含まれる乳糖を分解できない、いわゆる乳糖不耐の猫は牛乳を飲むとお腹をこわして下痢になるので、あなたの愛猫が乳糖不耐でないか注意が必要です。

仮に乳糖不耐であった場合には牛乳は控えるべきです。ただし、猫用の牛乳であれば乳糖もかなり抑えられているので与えても問題ありません。

ですので人間用の牛乳が大丈夫かどうか微妙な場合には猫用の牛乳を与えるのが良いでしょう。ただし、猫用と言えども過度な摂取は控えた方がいいので分量や頻度には注意しましょう。


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