:2017/07/23  :2019/01/27

猫のしつけ方!室内飼いの猫をしつけるには?上手な怒り方とは?

「愛猫のいたずら、我慢するしかないの?」「これから猫を迎えるけど、犬みたいにしつけは必要なの?」猫を飼っている方も、これから猫を飼おうとしている方も誰もが一度は考えるのが、この「しつけ問題」です。犬と違い、猫は自由気まま。好きに生活させてあげるのが一番と、頭では分かっていますが実際はそうもいきません。

高いところもお構いなし!私たち人間が届かないようなところや隙間も、愛猫にとっては遊び場であり落ち着く場所であり。

「猫の手が届かない場所」なんて、ないんじゃないかと思うくらいです。だからこそ、快適に暮らすためにはお互い最低限のルール、それが「しつけ」です。

今回は、よくある猫の困った!に注目しながら、猫のしつけについて考えてみようと思います。

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猫のしつけとは?

しつけ、と聞くとビシバシ厳しく、ときに手も出そうな勢いでなんだか穏やかではありませんが、先ほどもお話ししたように「お互いが快適に暮らすための最低限のルールを教えること」と考えると大分イメージが変わります。

これからそれぞれの「困った!」ケースについてしつけの方法をご紹介しますが、どのケースの場合にも共通することがあります。

それは

●大声で怒鳴らない(怒ると叱るは違います)
●体罰を与えない

ということ。

わたしたちに置きかえても、大声で怒鳴られ、モノを投げつけられ、叩かれ、罰として閉じ込められる……。

恐怖と嫌悪感しか生まれませんよね。

しつけという言葉にとらわれず猫の性質や特徴を生かして、ときにビシッと短期集中、ときに繰り返し根気よく長期戦で付き合っていきましょう。

室内飼いの場合はしつけるべき?

室内飼いの場合でも、しつけは必要です。むしろ、室内で生活するからこそしつけが大切といえます。

お城のようなおうちに住む猫は別として、室内飼いの猫は常に飼い主さんをはじめとする人間の気配や存在を感じながら日々過ごすことになります。

ひとり暮らしや共働きなど留守がちな場合は、日中愛猫がくつろぐ部屋も制限されるかもしれません。

そんな暮らしの中で、猫がテーブルの上のものを全部落とし、あちらこちらで粗相をし、撫でようとしたら噛む……。

疲れて帰宅したときや心に余裕がないときには、いくらかわいい愛猫の行動としてもイライラしたり、ストレスに感じてしまうかもしれません。

また、猫は縄張り(テリトリー)をとても大切にする生き物です。それは言い換えれば生活の場所も、自分の中でしっかり決めているということ。寝る場所、遊ぶ場所、くつろぐ場所、猫なりにこだわりがあるんです。そこが人間にとって不都合かなんて考えません。

同じテリトリーを共有する者同士として、しつけ=ルールを決めることは快適な生活のために欠かすことができないものです。

テーブルに上がって困る場合は?

猫は高いところが大好き!それは猫の世界ではより高い場所にいる方が優位と考えられているからです。

テーブルの上はあなたと視線が近くなるだけでなく、飼い主さんがなにやら大切そうに触っているものが置いてあり、興味津々です。

また、テーブルはたいてい固くてひんやり。特に夏場はまたとないベッドに感じてしまう子もいるようです。

お腹をぺたりとつけてくつろいでいる姿はかわいいものですが、食事をする場所なら清潔に保ちたいですし、PCや貴重品、薬など愛猫に触られたくないものを置いている場合も万が一の事故を考えるとやはり上ってほしくないですよね。

ネット上では「大声で脅かす」「スプレーボトルに水を入れ、それを吹きかけて止めさせる」「大きな音がするおもちゃやグッズ(幼児用の音が出るおもちゃ、ペットボトルにビーズなどを入れた手作りおもちゃ)を投げる、動かす」などありますが、わたしは他の方法も試してみました。

わたしの試した方法を参考までに残しておきますね。

●現行犯捕獲

物騒な言いかたになってしまいましたが、猫は学習能力がとても高いおりこうさんです。「テーブルに上った=嫌なことが起きた」という印象学習を利用してしつける方法です。

1、まず、愛猫がテーブルに上った瞬間、捕まえて抱っこします。

次に愛猫と視線をしっかり合わせます。このとき一番のポイントは【愛猫の視線をあなたより20㎝以上、下にする】ということ。

先ほども少しお話しましたが、猫は高い位置にいる方が優位、つまり見下ろす視線を取る方が強いという力関係になります。

ですので、仔猫だからとあなたの視線より高く抱えて叱っても愛猫は下僕(!?)が騒いでいると思ってしまう危険性があります。

ここはビシッと、あなたがリーダーであるということを教える必要があります。

2、視線を合わせたら、低めの声で「シャー」と威嚇してください。

お腹の底から息を吐き出す感じです。このとき決して瞬きせず、愛猫の瞳をジッ、と見据えるのが効果的です。にらみつけるくらいの迫力でもいいかもしれません。

猫の世界では、視線を外さない=敵意の表れ、地位が上だという意思表示。ですので、ここであなたが視線を外したり、瞬きをしたりすると負けを意味することになってしまうんです。飼い主、リーダーとして毅然とした態度で視線を外さないことが何より大切になります。

3、短くはっきりした声で「いけない」「こら」などその行為がダメなことを伝えます。

耳が後ろに倒れ、降伏の仕草を見せたら完了です。何度か繰り返すうちに「これはリーダーが怒るダメなことだ」と学習し、自分から止めてくれますよ。

噛むのをやめさせるには?

愛猫に噛まれるということは、けがに直結する重大な問題行為です。なぜ猫は噛むのでしょうか。

●人間の手や足を遊び道具と勘違いしてしまった

仔猫のとき、口の中に指を入れたり、手にじゃれつかせて遊んだりしませんでしたか?一度おもちゃと思ってしまうと、かまってほしいときやお手入れしているとき、遊びだと勘違いし噛みついてくるようになります。遊ぶときは、必ず愛猫専用のおもちゃを用意してあげてくださいね。

●「恥ずかしい!」「イライラする!」「驚かせてやろう!」

猫はプライドが高いと言われますが、そのプライドを傷つけられると噛む、という行為に出ることがあります。

例えば猫じゃらしで遊んでいて、キャッチし損なったことが恥ずかしくて照れ隠しに「ち、違うもん!」

という場合や、何度挑戦してもゲットできなくて「もー!!!イライラする!!!」という場合に猫じゃらしを持っている手に襲い掛かってくるということがあります。

また、その時に飼い主さんが騒いだり悲鳴を上げると、それが面白くて手や足ばかりを狙ってくることも。

解決策としては、愛猫のプライドを傷つけないようにイライラする前にキャッチさせてあげることや、ハイジャンプさせた時には必ずゲットさせてあげるなど、適度に成功体験を織り交ぜて欲求を満たしてあげることです。

また、噛みつかれたとき猫が喜ぶ反応をしないことです。痛くて思わず声が上がってしまうのをぐっとこらえて短く「こら」「痛いよ」と低い声で伝えましょう。

●歯がかゆい

人間と同じで猫も乳歯が生え変わります。かゆくて仕方がないので、何かを噛むことで解消しようとしているんですね。

ペットショップやホームセンターで、歯茎を刺激するおもちゃが売ってあるので準備してあげると解決します。

●大興奮している

猫は私たちには分からない原因で、突然興奮しだすことがあります。こんな時、勢い余って噛みつくことが。

こういう時は愛猫自身もわけもなくイライラしていたり、感情をコントロールできていないときなのでそっとしておくことが得策です。

やはり大騒ぎせず、低い声で「こら」「だめ」など短い言葉でしかり、その場を離れましょう。

20分ほど時間を置けば、愛猫は興奮状態から抜け出していますし、そもそもなんで暴れていたんだっけ?と忘れていることがほとんど。落ち着いたらまた普段通り遊んだり、ご飯をあげたりしてくださいね。

これを繰り返すことで「噛んだら遊んでもらえなくなるんだな」と、自分がルール違反をしていたことを学習します。

トイレの場所を変更した場合!

猫は比較的トイレのしつけが簡単だと言われています。トイレの場所の変更も最初こそ戸惑った顔をしますが、すんなり受け入れてくれることが多いようです。

ですが、慎重な性格の子やこだわりが強い子の場合はそうもいきません。新しい場所を受け入れずに、あちこちで粗相をしてしまうことも。ではどうしたら変更がうまくいくのでしょうか。

方法はおもに2つあります。

1、 新しいトイレを変更したい場所に仮置きしてみる

今のトイレはそのままに、変更したい場所に新しいトイレを置きます。そこに誘導してみてトイレを使ってくれれば問題ありません。元のトイレの砂を減らして、あえて使いにくくします。

戸惑っている様子を見せたら、新しいトイレに連れていき「こっちのほうが快適だよ」と教えてあげましょう。新しいトイレになれてから、古いトイレを封鎖するのがポイントです。

いきなりなくなると「トイレがなくなった……」とパニックを起こすことがあるので、必ず新しい場所を受け入れてからにしてくださいね。

2、 少しずつずらしていく

トイレを一つしか用意できない場合やスペースの問題で2つ置くのが厳しい場合は、こちらの方法をおすすめします。それは、毎日少しずつ、30㎝~50㎝ほど目的地へ向けて移動させていきます。

時間はかかりますが、愛猫はいつも使っているトイレなので「ん?なんかおかしいな」と思いつつも普段通り使ってくれるので安心です。

ただしテレビの真横など大きな音がするところや、愛猫のご飯場所の隣などは避けるようにしないと、落ち着いて排泄ができず、粗相につながるので注意してくださいね。

まとめ

猫のしつけのポイントは、短くはっきり、低い声でダメなことを伝えることです。そして、叱ったあとはしばらく無視すること。その行為をすると遊んでもらえなくなるんだ、と猫自身が学習できるからです。

繰り返し教えることが遠回りのようで、一番の近道!お互いが無理や我慢をせず、快適に過ごすために必要なのがしつけです。遊びやふれあいなどコミュニケーションを取りながら、根気よく続けてみてくださいね。


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