:2017/07/03  :2018/02/17

猫に耳掃除は必要か?嫌がる猫の耳掃除を上手にやる方法とコツは?

私たち人間はお風呂上りなどに耳掃除をします。取りきれない汚れを取るために、専門医である耳鼻科で耳掃除をしてもらうこともあります。耳の汚れが残っていると、中耳炎やその他の耳の疾患の原因になることがあるからです。また、耳垢がたまると、聞こえが悪くなってしまったりもしますよね。

私たちには必ず必要な耳掃除、実は猫にも必要なことがあるようです。猫にとって耳掃除が必要な理由は何なのか、また耳掃除を好まない猫に耳掃除をしてもらうコツなど、猫の耳掃除に関する情報をお伝えしたいと思います。

みなさんのお家の猫ちゃんの耳は大丈夫なのか、耳掃除を上手にしてあげられる方法など、ぜひ参考にしてくださいね。

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耳垢はなぜたまる?

基本的に猫の耳には耳垢はたまりにくいものです。ただ、すべての猫が耳垢をためにくいのか、というとそういうわけでもありません。

最近人気の猫の種類、スコティッシュフォールドには、垂れ耳というタイプの子たちがいます。この垂れ耳ちゃんたちは、耳の中の通気性が悪く、自然に耳から出てきた耳垢も中にとどまってしまいがちです。

スコティッシュフォールドの垂れ耳の子は耳垢に要注意です。スコティッシュフォールド以外にも、耳の中の脂が多い猫は、耳垢がたまりやすくなっています

飼っている猫が耳垢をためやすいのかどうかは、耳の中をチェックするしか方法はありません。なるべく毎日耳の中をチェックし、耳の入り口に耳垢のような汚れがたまっていないかを確認するようにしましょう。

垂れ耳のスコティッシュフォールド以外は、耳垢がたまりやすいかたまりにくいかを特定づける特徴がないので、とにかく耳の中を確認するしか方法がないのです。

耳掃除は必要か?耳掃除しなかったらどうなる?

では、耳垢がたまりやすい場合、どうして耳掃除が必要となるのでしょうか。耳垢がたまっていない猫の場合は、特別耳掃除の必要はありません。

ただし、耳垢がたまっている猫の汚れを放っておくと、菌が繁殖して病気になったりします。耳垢が多い猫、スコティッシュフォールドの垂れ耳は特に耳掃除が必要です。耳垢が多い猫がかかりやすい、もしくはかかっている可能性のある病気が、外耳炎や耳疥癬(みみかいせん)です。

外耳炎は、猫の耳の中にある鼓膜より外側の部分の皮膚で炎症が起こる病気です。耳垢の量が増えたり、臭い耳垢が出たりするという特徴があります。

耳についた傷から細菌が入り込むことで起きたり、アレルギーなどが原因となることもあります。そして、外耳炎の原因には、耳の掃除不足もあげられます。外耳炎は放っておくと、聴力にも影響が出てきます。日々の耳掃除が外耳炎を防ぐ原因ともなります。

耳疥癬は、耳の中でダニが増える病気で、耳の中にダニが住んで、耳の皮膚から血を吸ったり、その中で老廃物を排出するために、耳垢が増えたりします。

耳疥癬は、時に先ほど紹介した外耳炎の原因となることもあります。耳疥癬も日々の耳掃除である程度防ぐことができます。

耳掃除は猫を耳の病気にしないために、とても重要なものなのです。しかし、猫は自分で耳掃除ができません。飼い主が責任を持って、猫の耳の様子を見る必要があるのです。

耳掃除の方法は?上手にやるコツとは?

耳掃除と言えば、綿棒や耳かきを使うイメージですが、猫の耳掃除にこれらの道具は必要ありません。必要なのは、清潔なガーゼ。

そして、もしあればですが、耳掃除専用のローションもあるとなおよしです。利き手の人差し指にガーゼをしっかり巻き付け、指が届く範囲の外耳の部分を拭いていきます。このとき、あまり力を入れずにささっと拭くようにしましょう。

ガーゼが湿気ていないと、外耳のすべりが悪く、耳掃除に時間がかかってしまいます。じっとしている猫も嫌になってきてしまいます。そこで、耳掃除専用のローションなどを持っておくと、するっと汚れがとれてくれるので、猫が嫌がるほどの時間をかけての耳掃除も必要じゃなくなります。

また、殺菌作用の入ったものも多いので、掃除しながら消毒もでき、一石二鳥です。耳掃除用のローションは、耳に直接入れず、ガーゼに浸みこませて使いましょう。そして拭き取るときには、時間をかけず、ささっと済ますこと。時間をかけすぎないことと力を入れすぎないことが、耳掃除のコツです。

私たち飼い主が耳掃除をするのは、目で見える範囲だけにしておきましょう。そこから先はプロである獣医さんに任せるようにしてください。間違っても綿棒などを置くまで入れてはいけません。指で届かないところは、すっとあきらめてプロの手を借りましょうね。

嫌がる猫を大人しくさせるには?

それでも猫にとって耳の中は触られたくない場所。抵抗して暴れる子もいますよね。大人しく耳掃除をしてもらうにはどうすればいいのでしょうか。

抱っこして急に耳掃除をしようとすれば嫌がるのも当然。そんなときは、しっかり時間をとって、スキンシップをとりましょう。気持ちよくなって、うとうとしかけるぐらいになればチャンスです。

そして、どうしても嫌がって暴れるときは、早めに耳掃除を止めるようにしましょう。このとき、ガーゼにローションを浸したり、という時間はとれませんので、ノンアルコールの除菌ティッシュなどを用意しておくと便利です。

赤ちゃんのおしりふきや手口拭きなど、最近は便利なものも多いので、そちらを活用するのも手です。さっと指に巻いて、耳の中をぐるりと一周なぞるだけでも、ちゃんと掃除になります。

また、普段のスキンシップから、顔周りをしっかり触るようにしておきましょう。耳の周りなどを触られることに慣れていれば、耳掃除の際の抵抗も減る可能性があります。

子猫から飼っている場合には、小さいうちから耳掃除に慣らしておきましょう。子猫のうちからしていることならば、猫はわりと抵抗なくさせてくれます。大人になった猫に急に耳掃除するよりも、格段スムーズにことが運ぶはずです。

どうしても難しい猫ちゃんには、耳掃除をちょっとでもさせたら、おやつをあげる、というのも手です。猫はうれしかったことを割と覚えているので、嫌なことを頑張ったあとにご褒美をあげると、嫌なことにも慣れてきてくれるところがあります。どうしても、という猫ちゃんには少し試してみてください。

耳掃除の頻度は?

まず、耳の様子のチェックはなるべく毎日行いましょう。猫と暮らしていて猫を撫でない日なんてありますか?外飼いならまだしも、室内飼いの猫ちゃんなら毎日撫でてあげたりスキンシップの時間はあるはずです。

そのときに、さっと耳の中のチェックをしてみましょう。もし、耳垢のあまりに多い状態が続くとき、耳垢に臭いがあるときなどには、すぐに病院に連れて行くようにしましょう。

体質的に耳垢がたまりやすい猫やスコティッシュフォールドの耳垂れの場合には、毎日の耳の中チェックにくわえて、月に数回は耳の中をきれいに拭くようにしましょう。

掃除の仕方は先ほどお話ししたとおりです。毎月〇のつく日、などと決めておくと、忘れずに掃除することができるのでオススメですし、猫自身にも耳掃除が習慣づいてきてくれますよ。

どうしても耳掃除をさせてくれないけど耳垢が多くて掃除の必要がある猫ちゃんの場合には、かかりつけの獣医さんと相談して、頻度を決め、掃除をしてもらうようにしましょう。耳垢ぐらい、と油断していると取り返しのつかないことになりますよ。

まとめ

猫の耳垢についてお話ししてきました。いろいろとお話しをさせていただきましたが、耳垢が多い猫は、それほど多くはありません。私自身も、ほぼ毎日のように飼っている猫たちの耳の中を覗きますが、まず汚れていて汚いということはほとんどありません。

時折、汚れていても、掃除するほどでもなく、次の日にはなくなっていることばかりです。まずは、耳に何かおかしなところがないか体調チェック、という程度の軽いお世話として耳を見ることから始めていきましょう。

耳を触られることに慣れたら、耳の中をぐるりと一周だけの掃除、などから少しずつ掃除の量も増やしていきましょう。耳掃除も猫とのスキンシップの一つと思って、うまく耳掃除させてくれるタイミングを見つけてみてくださいね


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