:2017/08/18  :2018/02/17

猫に散歩は必要か?それとも必要ないか?散歩をしないとストレスなの?

犬のお世話に大切なのは散歩。トイレの意味もあり、ストレス発散でもあり、絶対に必要なお世話の一つですよね。では、猫の場合はどうなのでしょうか?猫のお世話を見ていると、1日に何分かはしっかり遊んであげる、という項目がありますが、散歩という文字は見かけることがないですので、どうしても猫と散歩は縁遠いもののように感じてしまいますね。

猫にリードやハーネスをつけて散歩というのは、あまり想像がつかない光景ですが、決してないわけではありません。ペットショップに行けば、猫用のリードやハーネスが売られていますし、実際私の家の近くでは、毎日朝もしくは夕方に、飼い主さんと散歩している猫ちゃんがいます。

飼い主さんの少し前、しっぽをぴんと立てて歩いている様子からうかがうに、その子にとって散歩はとても心地よいものなのでしょう。

今回は、猫の散歩についてお話ししていきます。猫にとっての散歩とはということや、メリットやデメリット、そして注意点や必要な準備物など、猫の散歩に関するさまざまな疑問を解決してみましょう。

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猫は犬のように散歩に出たがらないの?

猫が散歩に出たがるかどうかは、その猫の育った環境や性格が大きく影響します。たとえば、親も室内飼いで生まれたときから家の中というような猫の場合は、外に出たがることはほとんどありません。

無理に連れて出ると座り込んでしまうタイプが多いです。逆に、野良猫の子であったり、外飼いや自由に出入りできる環境で育った親から生まれた猫の場合には、外は馴染み深いところなので、平気で外を歩きますし、また室内ばかりで過ごすと外に出たがります。

野良として過ごしてきて、保護され室内飼いになった猫も、やはり外に出たがることがあります。

生まれた環境以外にも、性格によっても、散歩に出たがるかが変わってきます。窓の外へ興味がなく、家の中でのんびり過ごしている子や大人しい性格、臆病だったりすると、散歩に出たがることは、まずありません。

反対に、活発な性格であったり、窓の外へ興味津々で、窓の外に鳥が飛んだりすると、とびかかっていくようなタイプの子は散歩に出たがります。

子猫のときから室内飼いの子でも、好奇心旺盛で活発だと、外に興味が出てくることもありますね。

育った環境や性格によって、猫の散歩への意欲は大きく違います。だからといって、このパターンだから散歩に行きたがる、というように決めつけることはできません。あくまで、猫が散歩に行きたがるかどうかは、猫それぞれの気持ち一つなのです。

散歩に出した場合のメリットとデメリットは?

猫を散歩に連れて行くには、もちろん、メリット・デメリットがあります。それぞれをよく確かめておきましょう。

まず、メリットについて。一番大きなメリットは、猫のストレス発散です。散歩によって、いろんな風景を見たり、虫や鳥の声を聴いたり、しっかりと歩き回ったり、と猫の気分転換になり、いいストレス発散になります。

スプレー行動が止まらない、ほかの猫への攻撃がひどい、などストレスが関係していそうな猫には、いいストレス解消になりうるかもしれません。

同じく運動不足解消として、肥満気味の猫も散歩をさせると良い効果があります。運動不足解消です。肥満猫を家の中で運動させようとしても、やはり限度があります。

思い切って外へ連れて出て、しっかり歩かせるのもいいでしょう。ただし、運動して帰ったからと言って、いつもより多くフードをあげないように注意してくださいね。

こちらは、猫にとって、というよりは飼い主側へのメリットになりますが、リードやハーネスの練習になります。近年高まってきている防災意識。

いざというとき、猫と一緒に避難したり逃げたりというときに、キャリーケースだけでなく、リードやハーネスは必要になります。

急にそれらをつけようとしても猫も嫌がりますので、散歩をすることで、練習がてらリードやハーネスをつけて外を歩くことができます。

では、猫を散歩させる上でのデメリットは何でしょうか。一番の心配はケガや病気です。外は車や自転車など、速度を出して動くものも多いです。飼い主がついて歩いていても、事故などによってケガをする危険はあります。

また野良猫との接触などにより、ケガをさせられたり、病気をうつされたりすることもあります。リードやハーネスの着用がきちんとできていないと、抜け出して逃げてしまう可能性も少なくありません。また、外に慣れることによって、平気で外へ行こうとしてしまうのもデメリットです。

我が家では、散歩まではさせていませんが、ハーネスをつけてベランダに出すことがあります。猫の方もハーネスをつけるとベランダへ出られるとわかっているので、すぐにハーネスの方を向いて催促をするのですが、雨が降っていようと炎天下でもお構いなしです。さかんな催促もちょっとしたデメリットだな、と感じています。

散歩に連れて行く場合の最低限の準備とは?

猫を散歩に連れて行くと決めたら、いくつか準備しておくことがあります。まず、きちんと予防接種を行っているかを確認しましょう。

先ほどもお話ししたとおり、外で野良猫やよその猫と接触することで病気をうつされたり、猫と接触しなくてもさまざまな細菌などに感染することで病気になったりしてしまうことがあります。

毎年の予防接種をきちんと行っていれば、何かの病原体と接触しても、ある程度は予防することができます。散歩に行く前には、予防接種をしているかを確認が大切です。

そして、リードやハーネスなどの装身具を用意しましょう。猫は動きも素早く、瞬発力もありますので、急に走り出したら、人では追いかけて捕まえることは難しいです。

大人しく飼い主のそばを離れない猫だとしても、急な物音にびっくりして走りだしてしまうということはあり得ます。どんな猫でもリードやハーネスは絶対に必要です。リードやハーネスをしておくことで、急な交通事故からも身を守ることになりますので、猫の体にあったものを準備しておきましょう。

そして、リードやハーネスを用意したら、家の中で装着して歩く練習をしましょう。猫の中にはリードやハーネスを非常に嫌がる猫もいます。我が家でも複数の猫がいますが、ハーネスをつけさせてくれるのは、1匹だけです。

ほかの子は何度慣らしても嫌がってつけてもくれません。装着されることになれ、それをつけた状態で歩くことに慣れてから外に出ていくようにしましょう。

リードとハーネスではどちらがおすすめ?

さて、ここまで「リード」や「ハーネス」という言葉がたびたび出てきていますが、それぞれの違いはわかりますか?

「リード」は、首輪のみの装具で、首輪に専用の紐をつけることで散歩させます。「ハーネス」は、首ではなく、胴体に装着し、動きを制限する装具です。

ハーネスの方がしっかりと胴体に装着できるため、首を引っ張られることがなく、負担が少ないとされています。

犬の場合には、散歩によってしつけも行うために、ハーネスだけでは飼い主さんの指示が伝わりにくく、首輪を使われることもあります。しかし、猫の場合には、散歩の中にしつけの意味合いはありません。ですから、体に負担の少ないハーネスを選ぶのが良いでしょう。

また、これは実体験ですが、首輪だけですと案外猫は抜け出せてしまいます。「どうやって取ったんだろう?」とこちらが不思議になるぐらい、きれいに抜け出してしまうのです。

ハーネスになると、猫もそう簡単には抜け出せません。脱走を防ぐという点でも、散歩に使うならハーネスがオススメです。

散歩に連れて行く時の注意点とは?

さて、いざ散歩に出かける際にはどういったことに気をつければいいのでしょうか。まず、散歩のルートをある程度絞っておきましょう。

事前に歩いて野良猫の少ない場所、いつも猫が寝ている、といった箇所は避けましょう。猫は本来非常に縄張り意識の強い生き物ですので、人が連れて散歩しているとはいえ、知らない猫に対して敵対心をむき出しにしてくる可能性もあります。

また、よその猫のテリトリー内では、家の中で過ごしている猫も委縮してしまいます。下見の段階で、交通量や野良猫・外猫の少ないルートを見つけ、散歩はあまりルートを変えないようにしましょう。

歩いている間は、猫が口にする植物などにも注意が必要です。猫は自分が食べて毒になるものには手を出しませんが、中にはうかつな猫もいます。

我が家にも、猫のご法度である玉ねぎの匂いを嗅ぎに行くこまったちゃんがいるぐらいです。私たち人間には毒がなくても猫にとっては毒になるものもありますので、あまり散歩中にはそこらへんの草を食べさせるようなことがないようにしましょう。

これは、犬の散歩でもそうですが、糞尿の始末はきちんと行いましょう。先ほどもお話ししたとおり、猫は縄張り意識の強い動物です。自分の縄張り内によその猫の糞尿があれば心中おだやかではありません。また、近所のおうちの人にも迷惑になります。

まとめ

猫の散歩についてお話ししてきました。猫と一緒にゆっくりお散歩すると、私たち飼い主のリフレッシュにもなります。

もし、おうちの猫ちゃんが一緒にお散歩してくれるタイプなら、ぜひ一緒に散歩を楽しんでみてください。

ただし、いくら散歩にメリットがあっても無理強いはしてはいけません。猫が外に出るのを極端に怖がるような子ならば、散歩はやめておきましょう。

また、お外を怖がらない子でも、最初は家のベランダやバルコニー、内庭などから慣らしていくのがベストです。一緒にお外を歩ける日が来るといいですね!


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