:2017/07/14  :2019/03/20

猫が一日に飲む水の量はどの位?水を飲み過ぎたり飲まない場合は病気なの?

おうちの猫ちゃんはよく水を飲みますか?私自身も数匹の猫と一緒に暮らしているのですが、それほど熱心に水を飲む様子は見ることがありません。ドライフードを食べたあとすら飲んでいないことの方が多いので、水を必死に飲んでいる姿を見ると、かわいらしさと珍しさもあってしばらく眺めているぐらいです。

私たちは日々こまめに水分を摂らないとすぐに体調不良を起こしたりしてしまいますが、猫はそれほど水を飲まなくても良いのはすごいですね。猫ももちろん動物ですから水無くしては生きてはいけないのですが、いったい一日にどれくらいの水を必要とするのでしょうか。

今回は、一日に猫が飲む水の量や、どうしてそれほど水を飲まずにいられるのか、猫に飲ませるにはどういった水が良いのか、などについてお話ししていきます。猫が飲む水によって病気がわかることもあるようですので、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

猫は一日にどのくらいの水を飲むの?

私たちがあまり目撃しないように、猫は一日にそれほど水を飲みません。とはいえ、まったく飲んでいないわけではなく、必要な量もあります。適した量を飲んでいなくても問題ですし、逆に飲み過ぎていてもよくありません。実際どれくらいが適しているのか、ちゃんと知っておく必要がありますね。

猫の一日に飲む水の量は、体重1kgに対して6070ml程度です。体重3kgの猫なら約200ml、体重6kgの猫なら約400mlぐらいと考えられます。この必要水分量には缶詰などのウェットフードに含まれる水分も換算されます。

ウェットフードには分量の約80%の水分が、一見水分はなさそうなドライフードでも約10%の水分が含まれています。適正量の水を飲めていないと感じても、フードを食べていればある程度の水分は摂取できているということです。

mlの誤差は問題ないですが、大幅に少ないと体に必要な水分が摂れていないということなので問題です。

私自身もそうですが、器に入れたり、循環型の給水器で水をあげてしまっている人がほとんどでしょう。一度おうちの猫ちゃんがどれぐらい水を飲めているのか、きちんと量ってみるようにしてくださいね。

猫が水を頻繁に飲まない理由は?

では、どうして猫はあまり水を飲まないのでしょうか。それは猫のルーツが関係しています。現在私たちが飼っている猫たちはネコ科の動物の中でも、まとめてイエネコと称される種類なのですが、イエネコの祖先は、リビアヤマネコという砂漠に暮らしている猫でした。

砂漠と言えば、みなさんもご存じのとおり、水はオアシスにしかないような乾燥地帯。頻繁に水を飲むことはできません。水分補給を簡単に行えない環境で生き延びるために、イエネコの祖先たちは、おしっこの塩分濃度をあげられる体へと進化しました。

おしっこの塩分濃度をあげることにより、こまめな水分補給を必要としなくても生きられるようになったのです。

猫を飼っている人はご存知ですが、猫のおしっこってとても臭いですよね。これは猫のおしっこの塩分濃度が高く、ほかの動物だと薄い臭いも濃縮されて強くなっているからなのです。一度進化した体は変わらず、現代のようにこまめな水分補給が可能になってからも、猫はそれほど水を飲まずに生きていられるのです。

年齢によって水の飲む量は違うの?

猫は生まれてしばらくは水を飲みません。人間の赤ちゃんと同じようにお母さんのおっぱいや子猫用のミルクを飲んで過ごします。離乳食期が始まる生後4週ぐらいから水分を摂るようになります。

とはいえ、離乳食の最初はミルクと併用になるので、それほど水を飲む必要はありません。生後8週あたりで離乳食が完成しますので、そのあたりから水をしっかりと摂る必要が出てきます。

水を飲むようになってから必要となるのは、先ほどご紹介した体重に対しての水の量よりやや多め。成猫になる前で体もできあがっていませんので、しっかり飲める環境を作っておきましょう。

成猫の間は、体重に合わせた水の量を飲むようになりますが、その後7歳以上の高齢猫になってくると、また飲む水の量に変化が出てくることがあります。

猫も加齢とともに体は衰えていき、尿を調整する腎臓のはたらきも低下します。その結果、成猫のときよりも飲む水の量が増えることがあります。「前よりよく水を飲んでいるな」と感じる程度でしたら、問題ありません。

季節によって水の飲む量は違うの?

昔の猫と違い、現代の家猫は一年中それほど温度変化のない中で生活していますので、季節の変化ごとに飲む水の量もそれほど変わりません。

常にきれいな水を用意してあげれば、猫が必要なだけ飲んでくれます。ただし、夏場だけは要注意。年々と日本の夏も暑くなり、室内にいてもうっかりしていると30℃を超えてしまっていることもあります。

元々それほど水を飲まない猫にとって、夏バテしたり腎臓系の病気になってしまいやすいです。常に水が飲めるように新鮮な水を家の中に数か所置くようにしておきましょう。

フィルターによって濾過された水を常に送り出してくれる給水器も発達してはいますが、夏場はそういった水でさえ傷みやすく、高温多湿な日本の夏ではフィルターにカビが生えたりという心配もあります。新鮮な水を用意することは春夏秋冬大切なことですが、夏はとくに注意が必要になります。

猫が飲む水の温度はどの位がいいの?

水の温度の好みは、猫によってさまざまなようです。猫の舌は敏感ですので、冷たすぎたり熱すぎたりするのは問題です。そうでなければ、猫それぞれの好みに合わせたお水をあげればよいでしょう。

我が家にも数匹猫がいるのですが、少し温かいぬるま湯が好きな子は、キッチンでお湯を使って洗いものをしていると、少し飲ませてくれ、と近寄ってきます。別の猫は、夏場になってくるといつもの水入れに氷を1つだけ入れてやるとおいしそうに飲みます。

猫はわりと好き嫌いがありますので、どんな水を好むのかをよく見極めてあげると、しっかり飲んでくれます。

猫がなりやすい病気である膀胱炎にかかったりすると、通常よりもしっかりと水を飲ませなくてはなりません。しかし、どうしても水をそれほど飲みたがらないときには、ウェットフードに少し水を増やしてあげてみたりすると、食事と一緒に飲んでくれたりします。

水をよく飲む猫は病気?

いつもより少し多めに水を飲む程度でしたら問題ないですが、あまりに水ばかり飲んでいたり、おしっこに行く回数が明らかに多いときには、何かの病気の場合があります。

反対にあまりに水を飲まないときには、体調に問題を抱えている可能性が非常に高くなります。夏場に室温があまりに高くなっていたりして、熱中症になりかけているときにも水をよく飲みます。

そういったときには、まず室温を確かめてみましょう。猫にとって適しているのは25℃28℃ぐらいの室温です。室内が高くなければなんらかの病気の可能性がありますので、なるべく早く動物病院に連れていくようにしましょう。

猫に保険は必要か?それとも必要ない?加入年齢や気になる保険料は?

猫はあまり体調の変化を教えてくれる動物ではないので、おしっこの回数や飲む水の量は健康をはかるバロメーターとしてとても機能してくれます。時々は一日に飲んでいる水の量を量り、体調に変化がないのか、確かめてみましょう。

まとめ

猫が飲む水の量についてお話ししました。普段それとなく用意して飲ませている水にも、飲むべき量や飲ませ方があることがわかりました。猫の体調を知る良いツールでもありますね。

猫によってはぬるめが好き、冷たいものが好き、流れている水が良かったり、器にたまっているものが良かったりとさまざまですが、みな統一して言えることは新鮮な水が好き、ということです。

給水器を利用しているご家庭、蛇口から飲ませているご家庭、さまざまあるでしょうが、猫たちが常に新鮮なお水を飲めるよう、工夫してみてください。

私自身も、家で飼っている猫たちのために、お水のことをしっかり考えてあげようと再確認しました。ぜひみなさんもお家の猫たちのお水のこと、見直してみてくださいね。


スポンサーリンク