:2017/07/08  :2018/02/17

猫がふみふみをする理由と意味は?ふみふみしない猫もいるの?

猫が前足を交互に動かし、ふみふみしている様子は本当にかわいいですよね。布団の上でふみふみ、クッションでふみふみ、そしてお腹の上や膝の上でふみふみ……。柔らかいところでわき目もふらずに一生懸命ふみふみしている姿は見ているわたしたちには癒しですが、猫にとっては何か意味があるのでしょうか。

ふみふみしているとき、猫は気持ちいいの?それともなにか儀式なの?ふみふみしない子は愛情不足?

今回は猫のかわいくて不思議な行動、ふみふみを徹底的に調べてみました!

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猫がふみふみする理由とは?

猫がふみふみするのは、仔猫時代の名残といわれています。仔猫は母猫からお乳をもらうときに、お乳の出をよくするために前足を交互に動かしてマッサージしながら飲んでいました。

誰に教えられたわけでもないのに本能的に備わっている行動なんですね。つまりふみふみしている時の猫は、赤ちゃん気分で甘えたいときです。

特に私たち人間と暮らしていて、守られている環境にある猫はいつまでたっても赤ちゃんの気分が抜けず、甘えん坊さんが多いと言われています。飼い主さんに母猫を重ねているのかもしれません。

また、ふみふみする時間帯にも注目です。よく聞くのが「愛猫のお昼寝前」「夜寝る前」ということ。

ふみふみには気持ちを落ち着かせて、安心して眠るための入眠儀式のような意味合いもあるのではないかといわれています。

たしかにわが家の愛猫も、いつもは自由気ままにしていますが、眠くなるとにゃーにゃ―と甘えた声で鳴き寝室へ行きたがります。

いっしょに横になると、途端にお腹の上に乗るか腕枕した二の腕を控えめにふみふみふみふみ。納得したらゴロゴロいいながら眠りにつくので、愛猫にとって寝る前のルーティンワークなのかもしれません。

猫のふみふみは飼い主に構ってもらって嬉しい気持ち、甘えたい気持ちが満たされて、安心して眠ることができる安定剤のような効果があるようです。

ふみふみはどんな場所でするの?

お乳を飲むときの本能的な行動というだけあって、ふみふみは柔らかいところで行うことがほとんど。布団や毛布、クッションや座布団など布製が多いですね。

また私たち人間の膝の上、お腹の上、二の腕、そしてダイレクトに胸の上でふみふみするのが大好きな子もいます。

柔らかさが関係するのか、女性にはふみふみするけど男性にはしないという猫もいるそうで、猫によって好みの柔らかさ(弾力?)があるのかもしれませんね。

野良猫もふみふみするの?

野良猫がふみふみする様子を見たことがあるという人は少ないのではないでしょうか。実際、野良猫ではあまり見かけることはありません。

それはふみふみの由来からもわかるように、赤ちゃんの頃の記憶、赤ちゃん時代の名残だからです。野良猫は生まれたときから生きるための戦いが始まります。いつまでも赤ちゃんの気持ちでいると命にかかわるので自立し、大人になる必要があるからです。

その一方で、野良猫は母猫や兄弟猫と密に過ごしていることがほとんど。そのためたっぷりと愛情をもらっているので、精神的に自立しているとも考えられています。

同じふみふみでも真逆のような理由で野良猫はふみふみをしないというのが、この不思議な行動がまだまだ解明されていないという証拠ですね。

ふみふみしない猫もいるの?

先ほど少しだけ触れましたが、全くふみふみをしない猫もたくさんいます。また、大きくなるにつれふみふみしなくなったという話もよく聞きます。

「ふみふみしないからわたしに心を開いていないのかな」
「あまえてくれないのはわたしのせいかな」

なんて不安になる必要は全くありません。ふみふみをする・しないは母猫と離れた時期に関係しているのではないかといわれています。

つまり、

  • 早い時期に母猫と離れた猫は赤ちゃん時代に甘えたかったのに甘えられなかった欲求を満たしたくてふみふみする。
  • 自立するまで母猫と過ごした猫は、心もしっかり成長してから離れているのでふみふみで欲求を満たすことがない。

と考えられているんですね。

ふみふみしないのはお母さんと長く過ごせたという幸せな赤ちゃん時代があったからで、飼い主さんに心を開いていないわけでも、甘えたくないわけでもありませんのでご安心を!心が安定していて、一匹の自立した猫として立派に人格ならぬ猫格が形成されている証拠です。

たしかにわが家の愛猫は離乳が完全ではなかった月齢で家に来たので、お母さん猫からたくさんの愛情をもらえなかったのかもしれません。

身体はすっかり大きくなりましたが、赤ちゃんのような甘えた声で鳴きながらトロトロに溶けてふみふみしている姿は、わたしを母猫代わりにもらえなかった愛を探しているかと思うと、たまらなく愛おしいです。

たまに痛いくらい踏まれ、そして勢いあまって甘噛みされますが、お母さんの代わりになれるなら、これからも踏まれようと心に決めました。

ふみふみしながらゴロゴロ喉を鳴らすのはリラックスしている証拠?

甘えと安心の行動であるふみふみに、ゴキゲンバロメーターであるゴロゴロが追加されていれば、それはもう、最上級のリラックス状態といっても過言ではありません。

ゴロゴロには主に3つの理由があります。

【満足・安心のゴロゴロ】
【期待に満ちたゴロゴロ】
【自己治癒のためのゴロゴロ】

です。

まれに病気やけがを隠してふみふみしながらのゴロゴロがあるかもしれませんが、何気ない毎日の生活では最初の2つが大きな理由でしょう。

大好きな場所や大好きな飼い主さんを占領して、なんの妨害もなく思う存分甘えられることは、自分の身は安全だという絶対的な安心感と気持ちを満たしてくれるという最高の環境ですし、ふみふみすれば最高の気持ちを味わえるという期待に満ちて思わずゴロゴロも出てしまうんでしょうね。

「猫は無反応で愛嬌なし」なんて誤解している人たちに、見てほしい甘々な仕草ナンバーワンはふみふみかもしれません。

まとめ

たかがふみふみ、されどふみふみ。かわいいだけじゃない、猫のふみふみに隠されたたくさんの意味や理由、お分かりいただけましたか?ほかの動物では見られない、猫ならではの行動ですがこんな深い意味や想いがあったんですね。

ふみふみをする子もしない子も、基本はやっぱり「どれだけ愛されているか」だということも猫が本当はどれだけ愛情深い生き物かを表しているようで、面白いだけじゃないふみふみの魅力にますます虜になりそうです。

猫のふみふみをこれからも母猫と同じ気持ちで見守っていけたらいいですね。


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