:2017/08/02  :2019/03/20

猫の生涯の医療費はどの位?治療費が払えない場合はどうするの?

私たちと同じように猫も病気になることがあります。病気を治すためには適切な治療が必要となり、動物病院のお世話になることになります。さて、ここであなたに質問です。あなたは猫の治療にどれほどの金額がかかるかご存知ですか?私たち人間ならば、風邪で病院にかかっても数千円。また大きな病気をしたとしても、高額医療費を補助してくれる制度がありますし、健康保険もあります。

よほどの先端医療を受けるのではなければ、それほど大きな負担額にはなりません。しかし、猫などの場合にはそう簡単にはいきません。

まず公的な健康保険がありませんので、補助なく治療にかかったお金は全額飼い主さんが負担することになります。ちょっとした風邪でも数千円、長期にわたる治療が必要な病気になれば、毎月数万のお金がかかることもあります。

更には猫はシニアと呼ばれる7歳以降の年齢になると約3割が腎臓に何らかの疾患を抱えると言われています。

腎臓を悪くすると基本的には完治する事が出来ない、いわゆる慢性疾患となるので病状が進行しないような治療を生涯続けることになるのです。

もしあなたの愛猫がシニアになった時にその3割に入ってしまったら一生通院しなければならなくなります。そうなると医療費も半端な額では済まなくなります。

保険が効かない猫の治療は高額なので経済的な負担もかなり大変になってきます。そうなると、お金持ちでもない家庭から捻出するには大変な額ですよね。最悪、払えない場合も。

そんなことが起こらないために、私たちは猫の一生涯にどれくらいの医療費が必要になるのか、知っておくべきでしょう。

また、病気によってどれくらいの医療費がかかるのか、もしどうしても払えない場合にはどうすればいいのか、などについてもお話ししていきます。

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猫の生涯の医療費はどれくらい?

猫を飼う前に、ということで猫の一生涯を飼育するのにかかるお金という情報はよく目にすることがあるのではないでしょうか。だいたい猫1匹に対して、100万前後はかかると言われていますね。

このうち、医療費に充てられるのは3分の1から4分の1ほど。25万~30万ほどは生涯医療費になってくるということです。ある調査によれば、猫も平均寿命が延び、老猫でいる期間が長くなってきていることもあって、猫の生涯医療費は60万円にもなる、という統計もあるようです。

では病気にならなければ大丈夫じゃないか、というとそういうわけでもありません。病気もせず健康な猫でも医療費がかかることはあります。子猫から成猫になるまでに行う去勢・避妊手術や、若いうちは年に1回、老猫になると年2回は行う健康診断、そしてワクチンです。

ワクチンと健康診断を合わせても年に2万程度、去勢・避妊手術も数万かかりますので、これだけでもそれなりの医療費になってきますね。

これに年に一度くらいは軽く風邪を引いたとなると、さらに医療費はあがってきます。軽い風邪のように、一度の受診で済むのでしたら、出費は軽く済みますが、大きな病気や手術・入院を伴うような事態になれば、医療費は一気に膨れあがります。

猫を飼う上では、医療費もしっかりとかかってくるということを頭に置いておかなければなりませんね。

もし大きな病気をした時にはどの位の治療費がかかるの?

さて、実際に大きな病気をした場合には、どのくらいの医療費がかかってくるのでしょうか。病気の種類にもよりますが、1つの病気をした場合、猫の医療費には10万程度がかかる、と言われています。さらにペットの医療費は自由診療となっており、動物病院によって設定金額はさまざまです。

そのため、確実にこの病気ならこの金額の医療費、と決めつけることはできないのですが、具体的な病気とそれにかかる平均的な医療費を見てみることにしましょう。

猫が骨折してしまったとき。まず、診察や手術のため、1日入院したとして7万程度が必要になります。これに加えて、その後の経過観察のための受診や投薬を含めて、10万円前後かかるケースが多いようです。

実際の治療にかかる費用はこれだけですが、さらにその都度の通院、普段の生活に必要なものを追加で購入、など完治までにかかる諸費用を考えれば出費はさらに増えそうですね。

次に見ていくのは、骨折とはちがい、治療が半永久的に続く糖尿病について。糖尿病には一過性のタイプもあり、そちらの場合には症状が治まり、治療が終了できることもありますが、慢性のタイプならば、日々のインシュリン投与が必要なことも多いです。

友人の家で飼われている猫もすでに5年以上糖尿病で治療を続けていますが、毎日のインシュリン注射が欠かせません。現在は自宅で投与していますが、治療開始直後は毎日病院に通って投与してもらっていましたので、非常にお金がかかったそうです。

猫の体の大きさにもよりますが、毎日打つインシュリンの金額だけでも月に3万~5万ほどかかり、それに通院が加われば、毎月数万の出費が続きます。

糖尿病の治療には、投与するインシュリン量を決めるため、最初に数日間の入院も必要になります。1日入院するだけでも1万円ほどの金額がかかってきますので、合計すればかなりの金額になりますね。糖尿病以外でも、長期的な治療が必要な病気にかかったときの医療費は莫大です。

最期に、猫にも増えてきているガンです。猫のガンにも人間と同様さまざまな種類があり、治療の方法もさまざまです。外科手術によって腫瘍を切除し、その後抗がん剤によって化学療法を施した場合、合計で30万~50万ほど。そのほかの治療法でもやはり50近い医療費が必要になってきます。

こうして改めて見てみると、本当に医療費は見逃せないポイントだということがわかってきますね。

医療費が払えない場合にはどうする?

さて、具体的な金額を見るとわかるとおり、急に払える金額ではないこともあります。どう頑張っても捻出できない、という場合も。だからと言って、猫が弱っていくのをただただ黙って見ていることもできませんよね。いったいどうすればいいのでしょうか。

まず、病気であることがわかったら、病院に分割払いができないかの相談をしてみましょう。病気によっては、最初の治療から一括で払えないような金額のものもあります。分割の相談に乗ってくれる病院もたくさんありますので、まず相談です。

また、病院によっては高額な医療費になる場合は分割での支払いに対応している病院もありますので、先ずは聞いて見るのが良いと思います。

分割が難しい、なおかつ金額が非常に高いと感じるようならば、別の動物病院も受診してみましょう。セカンドオピニオンですね。自由診療の動物病院では、各病院の采配で診療報酬は大きく変わります。もしかしたら、同様の治療でも安く行ってくれる病院もあるかもしれません。

納得して金額が払える病院に出会えるまで、病院めぐりをしてみることも一つの手です。猫が大病にかかるまでに信頼できる動物病院に出会えるのが一番ですが、毎年の健康診断とワクチンだけではなかなか病院の雰囲気も掴みきりません。

もし、どうしても治療費が払えない、という事態に陥ったときには、別の病院の受診も考えてみましょう。

家族に相談してみることも考えてみてください。金融機関のローンやカードローンなどはどうしても利子もつき、負担もかかります。もし頼れる人がいるのなら、助けてもらいましょう。それでも頼るところがないときには、カードローンがお勧めです。

クレジットカードでの分割払いよりも利子が少なく済む場合が多いからです。のちのち分割して返していけるのならば、カードローンの利用も良いのではないでしょうか。

治療費が払えない事態を回避するには?

このように猫の治療費には想像以上の金額がかかる事が少なくありません。特に猫はシニアになると約3割は何らかの腎臓疾患にかかると言われています。

腎臓は一度悪くすると治らない、いわゆる慢性疾患になるので症状の進行を抑える治療が一生涯続く事になります。

そうなると治療費が家計を圧迫する事は目に見えています。

腎臓以外でも高額な治療費がかかる病気になる事もありますし、ちょっとした診療で数万円かかる事は珍しくありません。

先日知り合いの方の猫が血尿が出た為に病院に診察に行ったのですが、膀胱炎が疑われたので尿検査とエコー検査をして薬をもらったのですがそれだけで2万円もの治療費がかかったそうです。

1回の通院でこれだけの費用が掛かったのです。でもそれだけでは終わりませんでした。

結局はその翌週と更にその翌週も診察してもらったので、計3回の通院で合計5万円ほどの治療費がかかったそうです。

このように猫がかかりやすい膀胱炎一つとっても、たった3回の通院で5万円もの費用がかかってしまうのです。ひと月の間で経費が5万円ほど余計にかかるのはかなり痛い出費となります。

猫を飼っている以上は病気になった時に治療費が捻出できない事態だけは避けなければなりません。

治療費がないと言っている間にも愛猫の病状は進んでいきますので、不測の事態に備えてある程度の猫貯金はしておいた方がいいでしょう。

または猫の保険を検討してみるのも有効な手段です。私の知り合いは猫の保険に入っていなかったので3回の通院で5万円もの治療費がかかりましたが、もし保険に入っていればかなり負担が少なくて済んだはずです。

猫の病気にもいろいろありますが、確実に言えるのは動物病院の治療費は安くないという事です。

ましてや猫がかかりやすい腎臓系の病気は慢性疾患なので一度かかったらその治療が一生続くのです。

そう考えると猫の保険に入るのもかなり有効な手段となります。

猫の保険の資料請求は必要か?なぜスマホで保険を検討してはダメなの?

近年では猫の平均寿命はかなり延びていますので、動物病院のお世話になる回数は必然的に増えるはずです。そんな時に保険の存在はかなり心強いものとなるでしょう。

まとめ

猫の生涯医療費についてお話ししてきました。猫の生涯には必ず医療費が必要になってきますので、事前にペット保険に加入しておく、ペット貯金をしておく、ということは大事なことです。また、お金を貯める以外にも、普段の生活で気をつけていけることがあります。

それが日々の食事です。人間の食べものを与えないこと。ペットフードを年齢に合わせて適量与えること。ただ安いフードではなく、信頼できるプレミアムフードを買うこと。特にフードのランクは大事です。栄養価やバランスもかなり違ってきますので、ぜひ一度フードについては見直してみてくださいね。

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少し出費は増えますが、大きな病気をして莫大な医療費がかかることを考えれば安いものです。猫に元気で長生きしてもらうためにも、ぜひ普段の生活から見直してみましょう。


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