:2018/05/04  :2019/06/15

猫のシェルターとは?猫はどこからシェルターにやってくる?

ここ数年の猫ブームで猫を飼う方の数は大幅に増えました。でもその一方でペットとして飼われていない猫もたくさんいます。野良猫もそうですが、飼い主から飼育を放棄されて捨てられた猫や、諸事情により飼う事が出来なくなり飼い主が手放した猫など、行き場を失った猫たちがたくさんいるのも事実です。

そのような猫は保健所や動物愛護センター等の行政に引き取られて保護されるのですが、いずれは殺処分の対象となります。

そんな猫達を殺処分から救うために活動しているのが猫の保護団体なのです。そしてその保護団体が猫の新しい飼い主である『里親』が見つかるまで猫を世話する為の施設が猫のシェルターなのです。

そこで今回は猫のシェルターについてのお話をしたいと思います。

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猫のシェルターとは?

猫のシェルターとは猫を保護するための施設なのですが、冒頭でも説明したようにペットとして飼われていない猫は野良猫として一生を終えるか、あるいは保健所や動物愛護センターなどの行政機関に保護されます。

行政機関に保護された場合には殺処分となるわけですが、近年では殺処分を反対する多くの声が上がっています。そこで、これら殺処分となる猫達を救おうと立ち上がったのが猫の保護団体なのです。

猫の保護団体は保健所や動物愛護センターなどの行政機関から猫を引き取ってシェルターと呼ばれる施設で飼育します。そして新しい飼い主である里親が見つかるまでそこで世話をするのです。

このような猫の保護団体は日本に数多くあります。中には個人レベルや有志が集まって小さく運営しているケースもありますが、多くはNPO法人として取り組んでいます。

また、このような保護団体は『保護猫カフェ』と呼ばれる猫カフェを運営しているケースもあります。

保護猫カフェを運営することで猫と触れあう機会が増える、いわゆる「マッチング」の場となる為、譲渡数が増えているそうです。

ペットショップでも成猫よりは子猫の方が人気があるようにシェルターの猫もやはり子猫は人気があります。

でも保護猫カフェという空間で実際に猫達と触れ合う事でこれまで譲渡数が多くなかった成猫や障害を抱えた猫の譲渡数も増えています。

やはり実際に猫と触れ合う事でその猫に対する愛情も湧いてくるのでしょう。それに保護猫カフェであれば、気になる猫がいたら毎日でも会いに行けますからね。

そうやって徐々に気持ちを高め、最終的には里親になる事も出来るのです。ですので、保護猫カフェを通じた新たな譲渡方法は注目されつつあります。

シェルターでは何をしているの?

猫のシェルターはその運営母体によって規模も様々です。マンションの一室で小さく運営しているようなシェルターもあれば、専用施設で多くのスタッフが働いている大きなシェルターもあります。そんなシェルターですが主な役割は以下の通りです。

保健所などから殺処分になる予定の猫を受け入れる
保護した猫の健康状態を回復させる
➂去勢避妊手術、ワクチン接種等を行う
④里親を探して譲渡する

シェルターにやって来る猫たちの最終的な目的は里親に引き取られて幸せに暮らす事です。シェルターのスタッフたちは里親に引き取ってもらうために日々猫の世話をしています。

シェルターにやってくる前は野良猫だったケースもあるので健康状態があまり良くない猫もいます。例えば何らかの感染症にかかっていたりする場合もあるのです。

ですので、シェルターにやってきたら最初は健康状態をチェックします。健康状態が良くない場合には健康状態を回復させる必要があります。また、ワクチンの接種や去勢避妊手術等も行います。

また、フードも個体ごとの健康状態に応じて量や種類などを使い分けているケースもあります。また、シェルターによってはプレミアムフードを与えているケースもあるようです。

プレミアムフードは通常のレギュラーフードよりも割高なのですが、猫の健康を考えたらレギュラーフードよりも高い安全性に加えて猫の成長に必要な栄養素がバランスよく配合されているので安心です。

また、シェルターのスタッフは猫が快適に過ごせるよう、ケージやトイレ等の掃除はこまめに行っています。更には簡単な健康チェックや体重測定などを実施して猫の健康管理を行っています。

また、本来の目的である里親探しも重要な仕事ですので里親希望者への対応なども行っています。

このようにシェルターのスタッフは保護した猫が里親に引き取られて幸せに暮らせるようになる為に、毎日大変な思いをしながら猫たちの世話をしているのです。

因みにシェルターで働く為の採用内容を見てみると、お世辞にも良い条件とは言えません。給料は安いですし福利厚生もないケースもあります。

また、動物の世話をする仕事なので当然シフト勤務になります。場合によっては休みもままならない事もあるかもしれません。

ですので、本当に猫が好きで1匹でも多くの猫を殺処分から救いたいという真摯な気持ちがないとできない仕事だと思います。

猫のシェルターの最大の目的は?

猫は幾つかの理由でシェルターにやって来ます。例えば飼い主に捨てられて保健所に引き取られたり、あるいは野良猫が保健所に引き取られたりするケースは多々ありますが、そのような猫を保護団体が引き取ってシェルターで飼育します。

あるいは飼い主が高齢で誰にも託すことができなくなり、直接シェルダーに引き取ってもらうケースもあるようです。いずれにしてもシェルターにやってくる猫はペットとして飼われていない猫なのです。

このようにいくつかの理由で猫はシェルターにやってくるのですが、保護団体が身寄りのない猫をシェルターに引き取る最大の理由は殺処分される不幸な猫を救う為なのです。

彼らの活動のおかげで猫の殺処分は年々減少傾向にあります。また、最近では殺処分ゼロを目指す都道府県も増えています。実際に猫の保護団体と行政が上手く連携した結果、殺処分ゼロを達成した都道府県もあります。

このように、ここ数年で猫の殺処分を減らす傾向が高まっているのは猫の保護団体が長い間、地道に活動してきた結果ではないかと思います。

シェルターには純血種もいるの?

シェルターには雑種ばかりではなく純血種もいます。純血種がいるというと何となく驚くかもしれませんが、シェルターには飼い主が飼育を放棄したり、なんらかの事情で飼育を続ける事が出来なくなった猫も多くいます。

ですので、当然そのような猫たちの中には純血種もいるわけです。ただし、実際には雑種が殆どで純血種はほんのわずかだそうです。

まとめ

保健所などの行政に保護された猫を保護団体が引き取ってシェルターで飼育し、新たな飼い主である里親を探す、という流れはほんの数年前までは一般的ではありませんでした。しかし、彼らの活動によって現在は殺処分ゼロを目指す動きも高まっています。

まだ殺処分ゼロを達成した都道府県は少ない状況ですが、今後この流れが強まり、多くの都道府県で殺処分がなくなる事を願うばかりです。


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