:2017/07/30  :2019/01/27

猫のフケが多いのは病気のせい?フケの予防や上手な取り方について!

猫が後ろ足でからだをカリカリしたときや、ブラッシングしたときに白い粉のようなものが舞い、驚いたことはありませんか。その正体はフケ。わたしたち人間でも体質や敏感肌などで悩んでいる人が多いフケですが、猫も同じようにフケが出ることがあります。

よく「季節の変わり目だからね」「シャンプーのし過ぎは逆に良くない」などいろんな声を聞きますが、どれが正解なのか、不安になりますよね。

猫のフケはどのように予防・対策するのがベストなのでしょうか。早速調べてみましょう!

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猫にもフケが出るの?

そもそもフケって何なんでしょうか。フケは「古くなった皮膚や角質が剥がれ落ちたもの=垢」のことです。つまり異常な現象ではなく、いつでもだれでも出ていると言っても過言ではないんですね。

動物はみな皮膚を持っているので、もちろんわたしたち人間だけでなく、犬も猫も、きっとライオンだって出ているはず!

猫のフケが多い場所はおもに2か所あり、背中としっぽの付け根。毛をかき分けてみると、多かれ少なかれフケが見つかるかもしれませんね。

特に黒猫の場合は白いフケが目立つため、気になっている飼い主さんも多いようです。では、このフケ、自然現象として放っておいてもいいのでしょうか。

フケが出るのは病気のせい?

ある特定の季節にだけフケが増えるなど時期がはっきりしている場合や、かゆみを伴っていない場合は様子を見て大丈夫です。ごく当たり前の、生きている証と考えていいでしょう。

ですが、いつもよりフケの量が増えた、痛がったりかゆがったりと愛猫が苦痛を感じているときは何かしらの病気、または感染症を疑うべきです。

逆に言えばフケの量が少なくても頻繁にかゆがる、同じ場所をずっと気にしている場合もなにかいつもと違うことが起こっていると考えたほうがいいということになります。

フケが出る5つの原因は?

病院に連れていくべき病気・感染症になるおもな原因をまとめてみました。

乾燥肌・水分不足
思わず「わたしのこと!?」と、頬を押さえてしまいましたが、わたしたちだけではなく、どうやら猫も乾燥を感じているようです。

過ごしやすいようにと発達した空調や夏場・冬場のエアコンは、どうしても乾燥しがちになりますし、季節の変わり目は肌だけでなく、髪の毛のパサつきが気になりますよね。

そればかりではなく目・鼻など粘膜に違和感が出るのもやはりこの時期です。ちなみに日向ぼっこ大好き猫ちゃんも、どうしても乾燥しがちな肌になってしまいます。

ストレス
「ストレスはお肌の大敵」なんて言葉、聞いたことありませんか?あの真の理由は「ストレスが日常化していること」です。

【ストレスが日常化する=常に緊張状態にさらされる=ホルモン・代謝異常につながってフケが増加する】

という負の連鎖になるんですね。

この原因が元で起こる肌トラブルで有名なのがニキビ・吹き出物です。ストレスの場合、フケだけではなく粗相をするようになったり、グルーミングを延々と続けたり、いつもと違う行動をとることが多くなります。

こういったことが同時に起こっているならば、生活環境に変化がなかったか、一度見直してみましょう。

アレルギー体質・敏感肌
多頭飼いをしていて、ある1匹の猫ちゃんだけがフケが多いときや、ノミ・ダニ対策をしているのにかゆがり、フケが増えていく場合にはアレルギーを含めた体質を疑う必要があります。

【アレルギーを心配しているあなたへ】

通常、皮膚の生まれ変わりは仔猫なら90日、成猫なら120日が1クールといわれています。ですので2か月に1度、または3か月に一度フケが増える感じがあるならそれは自然現象と捉えて構いません。

ですが、それより早いスパン、または毎日かゆみや痛みを伴うフケに悩まされているのであれば、アレルギー検査をかかりつけの獣医さんに相談することをオススメします。

感染症
猫はノミやダニ、カビに感染するとフケが増える傾向にあります。

おもに

●ツメダニ(フケダニ)
●ヒゼンダニ
●その他のダニ・ノミ

が原因となります。

とくにツメダニ皮膚炎にかかると、一目見ただけで「おかしい」と分かるほどひどいフケが出ます。別名【歩くフケ】と言われていて、脱毛症状が現れることもあるので注意が必要です。

ヒゼンダニは皮膚の中を掘って猫に寄生するダニで、強いかゆみを伴います。かゆくてかゆくて仕方なく、かき続けることでフケが発生します。人にも寄生するので、獣医師さんに相談してしっかり駆除することが大切です。

病気・高齢(老齢)
見落としがちな原因が、この病気と高齢です。

特に心配なのが

●脂漏症
●糖尿病

です。

脂漏症とは皮膚炎の一種。皮脂が過剰に分泌されることで、べたべたと脂っぽい湿ったフケが発生します。過湿状態になるため、皮膚で細菌が増えてしまうことで炎症を起こします。

糖尿病はわたしたち人間でもよく聞く病気ですよね。猫の世界でも生活習慣病は深刻な問題で、糖尿病にかかる猫も年々増えています。糖尿病は血液中の糖が多くなり、様々な感染症にかかりやすくなるため細菌性の膀胱炎や皮膚炎が生じることがあります。

高齢の猫になると、皮膚のバリア機能である皮脂があまり分泌されなくなり、保護・保湿することができなくなってきます。そのため乾燥しがちになりフケが増えてしまうのです。

フケが多い場合の上手なケアの方法は?

病気の場合は治療を続けながらフケ対策をしていくことが重要ですが、季節の変わり目などに「自宅できれいにしてあげたいな」と思うことがあるかもしれませんね。

そんな時におすすめな方法は次の2つになります。

1、ブラッシング

いつもブラッシングをしていて、嫌がらない子ならば普段より丁寧に抜け毛を取りのぞく感覚でブラッシングすることでフケも一緒に取り除くことができます。ポイントはブラシの先を、皮膚に強く押し付けすぎないこと。

強くやりすぎると皮膚を傷つけ、余計にフケが増えることになります。また、使うブラシも天然の動物由来の柔らかい毛のほうが皮膚や毛に安心です。

2、シャンプーまたは蒸しタオル

猫は水が苦手なので、シャンプーはなかなかハードルが高いものですが、体がきれいになりフケもごっそりと取り除くことができます。しかし、シャンプーがストレスになることもあるので、簡単にはお勧めできません。

また、シャンプーが得意な子でも、シャンプーの洗い残しがあるとそれが一番のフケの原因になってしまうことに。すすぎはしつこいぐらい、しっかり行いましょう。

特にしっぽの付け根や足の付け根など、毛が密集しているところや皮膚が重なるところは念入りに。わが家もそうですが、水がどうしても苦手な場合は蒸しタオルが効果的です。

タオルを湿らせて、ジッパー付きの袋やビニール袋に入れ、電子レンジで温めます。メーカーや機能によって時間、温度が異なるのでお使いの電子レンジに合わせて安全に使ってくださいね。

チンしてホカホカのタオルをいきなり愛猫に充ててはやけどをしてしまいます。必ず手に取り、空気に触れさせながら適温に冷まします。あなたの手の甲にタオルを置いて、熱いけど我慢できないほどでもないというくらいがベスト。

このタオルで愛猫の背中からしっぽの付け根あたりを中心にそっと包みます。皮膚の汚れを取り除くように、優しくなでるように全身を拭いてあげてください。嫌がるようでしたら無理強いをせず、猫がリラックスしているときに再チャレンジしてみてくださいね。

まとめ

フケは皮膚の新陳代謝の一環であり、特に異常があるわけではありません。しかし大量に出る場合や皮膚が赤くなる、皮膚が腫れている、そしていつもかゆがっているなどという場合にはやはり病気や感染症を疑い、かかりつけの獣医師さんに相談することが大切です。

たかがフケ、されどフケ。体調の変化に気づいてあげられるのは飼い主のあなただけ。日ごろの遊びやお世話、お手入れを通して健康観察を心がけるといいかもしれませんね。愛猫が出してくれるいろいろなサインをキャッチして、上手にフケと付き合っていきましょう。


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