:2017/05/05  :2019/01/27

猫アレルギーでも猫を飼いたい時の対策は?検査方法や症状などについて!

世の中にはさまざまなアレルギーを持つ人がいます。卵やそばなどの食物アレルギー、アトピー、ハウスダストなどからくるアレルギー性鼻炎や結膜炎、春になると、大勢の日本人を悩ませる花粉症もそうですね。私たちの身の回りにあるありとあらゆるものがアレルギーの原因となりうるのですが、それはかわいい動物でも、なのです。

残念なことに、猫アレルギーというものももちろんあり、猫を飼う家族や猫を飼いたい人を悩ませます。では、猫アレルギーだと猫は飼えないのでしょうか?

今回は、猫アレルギーについて詳しく見ていきながら、猫アレルギーでも猫を飼う方法はないのか、どう対策すればよいのか、などについて見ていきたいと思います。

もしかしたら、猫アレルギーでも猫を家族に迎えられる方法があるかもしれませんよ。

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猫アレルギーとは?

アレルギーを引き起こす原因となる物質をアレルゲンと呼びます。花粉症なら、スギ花粉やヒノキ花粉がそれに当たります。猫アレルギーの場合には、猫の皮脂腺から分泌される糖タンパクや、唾液に含まれる物質がアレルゲンとなり、猫アレルギーを引き起こします。

猫の持つアレルゲンは、非常に細かく、花粉などのアレルゲンと比べても1/10ほどの大きさしかありません。ですから、花粉を通さないマスクですら通り抜けたり、簡単に空中に飛散します。猫を飼っていないおうちの中でなくても、どこからか飛んできていた猫のアレルゲンを検出することができるほどだそうです。

猫アレルギーのアレルゲンは、全部で8種類あります。8種類の中には、猫以外の動物からもアレルゲンが出ていることがあり、アレルゲンをしっかりと突き止めて対策しなければならないです。

過去の事例では、猫アレルギーの子どもがサーカスのライオンを見ただけで猫アレルギーを発症し、かなり重篤な症状になったという話も残されています。では、猫アレルギーにはどんな症状があるのでしょうか?

猫アレルギーにはどんな症状があるの?

猫アレルギーの症状は人によってさまざまですが、主なものをご紹介していきます。アレルギー症状として代表される鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目ではかゆみや充血、涙が止まらなくなったり、目が腫れたりもします。皮膚にかゆみや湿疹が出たり、のどの痛みや喘息に似た症状が出ることもあります。

症状の程度も人によって大きく差があり、猫を数時間同じ空間にいることで症状が出てくる軽度の人もいれば、猫と直接対面しなくても、猫を飼っている家に入るだけではっきりと症状が出る、もしくは服に猫の毛がついているだけでも症状が出るというほど重度の人もいます。

アナフィラキシーショックほどの重篤な症状が出ることは稀とされていますが、猫アレルギーからの喘息発作で呼吸困難になり、亡くなることはあり得ます。

猫慣れしていないからという簡単な理由ではないので、猫アレルギーの人は、しっかりと対策しなければならないですし、家族も理解して対応していかなければならないですね。

猫アレルギーの検査方法は?

いざ猫を飼い始めたけど猫アレルギーを発症してしまった、という話は少なくありません。これから猫を飼おうという人は、できれば猫アレルギーを持っていないか検査しておくといいですね。

猫アレルギーを検査するには、いくつかの方法があります。一つは、皮膚の表面を針で軽く刺して小さな穴を作り、その上からアレルゲンの原液をつけて反応を見るプリックテストです。

簡単なテストなので、小さなお子さんでも受けることができます。1520分ぐらいの時間で済み、アレルゲンを塗布したあとの様子で判断します。

皮膚科やアレルギー科で受けることができますが、まだ発症していないアレルギーを見つけるための検査なので、全額自己負担になることがあります。

もう一つはRASTと呼ばれる血液検査です。こちらは血液を採取し、血液中の免疫物質の濃度を測定します。

幅広くそれぞれの免疫物質の濃度を調べて、特にアレルギーとなりそうなものを改めて調べるという方法がよくとられています。

プリックテストと違い、時間がかかりますし、血液採取が必要なので、あまり小さいお子さんだとちょっとしんどい検査ですが、これから発症する可能性のありそうなアレルギーもわかり、予防ができます。

猫アレルギーだけど猫を飼いたい!対策は?

これから猫を飼う人なら、アレルギー検査で猫アレルギーがわかれば、猫を飼うことを止めたり、先送りしたりすることもできます。

でも今すでに飼っている、アレルギーがあってもどうしても飼いたいという人もいますよね。猫アレルギーでも猫を飼う方法はあるようです。早速対策方法を見ていきましょう。

まず、猫の専用部屋を作ります。家の中で悠々と放し飼いにしてあげられればいいですが、そうすると家中にアレルゲンが飛び散ってしまいます。

あまり狭すぎない部屋でキャットタワーを置くなどして縦に横に遊べるような部屋を作ってあげてください。

猫部屋の中には空気清浄機やプラズマクラスターが必要になります。空気清浄機もなるべく性能のいいものを置きましょう。

そして、お風呂に入れることが有効です。猫アレルギーの主なアレルゲンとなる物質は、皮脂腺から出ているため、お風呂に入れることでその発生を抑えられます。

ただし、効果があるのは48時間程度なので、最低でも週に1回はお風呂に入れる必要があります。また、人間の方でもこまめにブラッシングしたり、触ったあとには手を洗い、コロコロなどで毛をしっかり取るようにしましょう。

猫部屋を作ったからといって、その中で放ったらかしにせず、きちんと触れ合う時間も忘れないでくださいね。

あとは家じゅうを清潔に保つため、毛のつきそうなものをなくします。カーペットやカーテンなど面積の広い布は毛とともにアレルゲンを吸着します。なるべく家の中から減らし、こまめに洗う、掃除するなど心がけましょう。

ちょっと違った方面からの対策としては、アレルゲンを発生させにくい猫を選ぶという手もあります。

メス猫や去勢されたオス猫は去勢前と比べてアレルゲンとなる糖タンパクなどの分泌が減るという実験結果も出ています。

アレルギーがわかっていてなお飼いたいならば、去勢手術が終わったオス、もしくはメス猫を探すというのも一つの手ですね。子猫のうちからオスを飼うのはちょっと難しいかもしれません。また品種によってもアレルゲンの発生が少ないものがいるそうです。

サイベリアンやオリエンタルショートヘアーがそれにあたるので、そういったアレルゲンの発生が少ない猫ちゃんを探すという方法もありますよ。

猫アレルギー対応の餌(フード)とは?

猫の食べ物から改善を図るという対策法もあります。市販されているキャットフードの多くが、保存を長くさせ、猫の食いつきを良くするために添加物などを豊富に含んでいます。

そのフードをなるべく添加物の少ない無添加フードに切り替えることで、猫アレルギーの症状が抑えられたという話もあります。

実際、添加物たっぷりのフードは猫の健康にもよくありませんし、猫自身が食物アレルギーになってしまう可能性があります。チャンスととらえて無添加のフードに切り替えてみるのはどうでしょうか。

ただし、いきなり今日から全部無添加、というのは猫にとってストレスになります。普段の食事に少しずつ混ぜていき、割合を増やしていきます。猫が慣れてしっかり食べてくれるようになったら、すべて無添加のものに変えても大丈夫ですよ。

猫アレルギーは治るの?

現在猫アレルギーの特効薬は開発されていません。したがって猫アレルギーの治療は、対処療法といわれる症状に合わせた薬で症状を抑えるという方法しかありません。

猫アレルギーを完治させることはできないのです。大事なことはなるべくアレルゲンと接触しないこと、接触しても早い段階で洗う、掃除するなどして除去することです。そして、きちんと専門のお医者さんにかかって、適切な治療をすることです。

軽い猫アレルギーだと油断していたら、どんどん重度になっていってしまうということもあります。アレルギーが軽いうちからきちんと治療し、家の中で対策をしておけば、うまくバランスを取りながら猫と暮らすことも不可能ではありません。

まとめ

猫アレルギーについてさまざまなことをお伝えしました。猫アレルギーの人にとって猫を飼うことは簡単なことではありません。

しかし、猫を飼うことが絶対にできないわけではないので、お医者さんの適切な治療を受け、家の中の環境をしっかりと整えて、猫と暮らしましょう。

家族に猫アレルギーが出たからといっていきなり処分したり捨てたりすることがないことを願います。猫も大事な家族、アレルギー症状も甘くみてはいけませんが、猫の命も大事にしてあげてくださいね。


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